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「ほじや」開業

2015年03月16日 | 雑記帳
 「退職したら何をするのか」と訊かれるにはまだ一年早いのだが、時々妄想?したりして楽しめる。家族の前ではかなり突飛なことを言って笑いをとったり、呆れられたりしている。自由に言えるのは、まだ迫っている感覚がないからか。一年経ったらどうなるだろう。それはともかく今回思いついたことは、かなりいいと自画自賛。店を出す。その名は「ほじや」。


 秋田県内の方なら、この名前はひょっとして…と思うかもしれない。「ほじ」とは、愛読誌の北東北マガジン『rakra』の北東北語辞典によると、こうある。「『ほじ』は本地(読みはホンジ)という仏教語(古語)を源とした秋田弁で、神の正体とされる仏のこと。本来の境地やあり方を指す」。そう、「ね」(ない)という動詞と組み合わせた、最強!の秋田弁「ほじね」である。


 「ほじね」は様々なバージョンの使い方がある。「まんち、おめなば、ほじねなあ」(本当に君は愚かだなあ)という基本的な使用から、「ほじ、どこさ落どしてきたなだ!」(おまえは真っ当な気持ちをどこに落としたのか)、「まったくもお、隣の店さ行って、ほじ買ってこえ」(全然駄目、隣の店に行きまともな心を買ってこい)…隣の店になれたくて「ほじや」を開業する。


 行商してもいいか「ほじは、いりませんか。ほじ、ほじ」と。はたまた積極的にセールを展開する「スプリングセール、今ならほじ60%オフ!」と。いやいや通販だろう「ネットで注目のあのほじが、送料無料で即日発送します」…と。ところで、「隣の店で、ほじ売り切れだった」も昔よく言われていたこと。従って、いつも入荷待ちの状態か。はたまた生産終了か。


 それにしても「ほじね」ことを書いている。

 いや、実は「ほじ」をどう持たせるかっていうことに、少し考えはあるんですけどね。