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15行原稿顛末記①

2015年03月17日 | 教育ノート
 先月上旬、M社の月刊誌「教育科学・国語教育」から原稿依頼を受けた。

 何年ぶりのことになるだろう。他社の雑誌やM社であっても学級、学校経営に関するものはいくつか受けたりしたが、「国語教育」となると十数年ぶりのような気がする。
 そうそう、前にこの学校に勤めていた時のことだ。作文の教材開発的な実践を載せた記憶がある。

 それはともかく、今回の依頼内容は「新教科書で授業イメージづくり~私が必ず行う10カ条」。

 それをわずか三分の一ページ、15行で書けという。
 これは厳しい注文である。
 数年前にリニューアルしてからもやたらと細切れ論考を詰め込むようなスタイルになっている。今風な編集と言えばそれまでだが…とぶつぶつ。

 しかし、わが師の教えにより「頼まれたら断るな」は現役教員中は守っていきたいゆえに、受諾にマルをつけて返送した。
 三ページも四ページも書ける力量はないのだが、三分の一ページというとこれまた大変で、いかに絞り込むべきか頭を悩ます。
 15行で10カ条書くのだから解説など無用ということか。

 腹を括った。
 と、しかし、改めてテーマを見直すとなかなか難しい。
 これは「新しい教科書」との出会いをイメージしたものだろうか。それだけで10項目も書けるのだろうか。
 思いつくままにメモしてみる…時間を置いてまた考えてみる…10には届かない。
 
 じゃあ、こんなふうに切り出したらどうか、と逃げの手を打つ。

 授業イメージは、「であい」に始まり、「りかい」で深まる