すぷりんぐぶろぐ

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「わろてんか」二つ

2017年10月16日 | 雑記帳
 朝ドラの中身はまだ評価できないが、題名の「わろてんか」という言葉の響きはとてもいい。

 「わろう」は古語なんだと思い出した。
 ちなみに「てんか」は「婉曲な依頼」。
 標準語では「~てくれないか」、「てんか」を略さないで言うと「~てくれんか」ということだ。

 それはともかく、この頃の「わろてんか」二つ。



 先日、NHKローカルニュースの話題に、青森県鶴田町の「ツル多はげます会」のことが映った。
 地元の隣市にも「雄物川光頭会」という組織があり、結構似ていることをやっているなあという感じで見ていた。

 有りがちだが、頭に吸盤をつけて引っぱりあうイベント。
 若い?強豪が出てきて、その会の古参が放った言葉がこんなふうに聞こえた。

 「トウヒに火がつきました」

 えっ、「頭皮がついた」?


 実は「トウシ(闘志)」だったけれどネ

 …でも頭皮だったら凄いね。
 それで突然発毛するかもしれない。焼畑農業みたいにネ。



 先日読書メモした、パトリック・ハーランの新書の中に池上彰さんとの対談があった。

 終盤はコミュニケーションを高めるための「声かけ」が話題。

 池上さんが、最後に言いたいこととして「安易にがんばってくださいと言わない」を挙げ、他の言葉で励ますことを考えることが効果的と結んだ。

 それを受けたパックンの言葉は

 「では、とにかく違う表現を探して、なるべくがんばってくださいを言わないように、がんばってください。」

 上手い。つかえるオチだ。