すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

枝豆から「緑」成長論

2017年10月05日 | 雑記帳
 仲秋の名月、と言っても雲は厚くお月様は顔を見せてくれない。十五夜と十三夜の違い、栗名月か芋名月かをいろいろ調べたが諸説あるようで、まあ、毎日のように食べている枝豆を出して、勝手に豆名月。何はともあれ「マメ」が一番と考えるのは私だけではないはず…枝豆の緑色を見ながら、思い浮かべたこと。



 「嬰児(みどりご)」という言い方がある。「赤ん坊」は体が赤みがかっているからそう言われる。しかし「みどりご」とは何故か。「嬰児」の他に「緑児」という書き方があり、これは「新芽のように若々しい児」と記されている。植物も赤みから徐々に陽の光を浴びて緑を帯びてくるではないか。緑は、成長の象徴か。


 緑色の背広を着た漫才コンビ「トット」が面白かった。そう言えば去年NHKの新人賞をとったのではなかったか。成長が速い。今回見たネタは、映画の予告篇で、象徴的な場面の切りとり方が上手だった。惹きつけるパターンの台詞をよく研究したのだろう。バックとして一方が歌うGReeeenの「キセキ」は洒落か。


 グリーンと言えば、去年の都選挙で目立った「百合子グリーン」…こうしたイメージカラー戦略は珍しくないが、効果的だった。今回この緑は成長するのか。これをテレビをうまく使った「撒き餌」と表現したのは、武田砂鉄だ。彼の評論にはいつも注目している。Cakes連載「小池百合子のテレビ活用法」が実に鋭い。