すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

独り視聴者委員会~節分

2018年02月03日 | 雑記帳

放春花(boke)3

 正月に『紅白』『相棒』のことに触れたが、このタイトルで書き出すのは今年初だ。相変わらずニュースとドラマが中心視聴だが、どうにも全体的にマンネリ気味のような気がする。そこで視点を変えてお薦めしたいいくつかを…。今までほとんど見ていなかった『ダーウィンが来た!新生き物伝説』を二ヶ月見続けた。


 生き物が好き、苦手いずれであっても、見始めたらこの番組はなかなかハマる。北極圏に住む「白いオオカミ」、狩りの姿が凄いとしか言いようがない「アオアシカツオドリ」などは迫力満点だった。また「ヒラメとカレイ」の違いといった、かなりトリビア(懐かしい)的な内容までバラエティに富んでいて飽きない。


 どの回にも共通して感じるのは「生」の奥深さということ、子孫を残すための形はあまりに違うけれど、そこに賭ける生き様は、人間サマがいつもちっぽけに見える。「命」の多様さに考えが深くなる気がする。もう一つ、よくこんな取材、撮影ができるものだと、改めて人間の技術、ねばり強さにも感服することが多い。


 俗悪番組?とされるだろう『月曜から夜ふかし』を見ている。マツコが仕切る番組は、どうしても似たニオイがするが、秀逸なのはVTRにつけられるアナウンスのオチのつけ方だ。くだらない事実であっても俯瞰的な視点によって、位置づけや評価が念押しされ「ワライモノ」になる。者を物に変化させているようだ。


 やはりドラマにも触れておこう。今、印象的に思えるのは『anone』だろうか。坂元裕二脚本らしいカラーが出ている。『BG 身辺警護人』は齢相応といってもやはりキムタク中心で、他の主役級の絡みが今一つ迫力に欠ける。『西郷どん』は頑張っている役、そうでない役の落差が見えるような。フジTVは全然駄目だな。