すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

懐かなければ伝わらない

2018年02月22日 | 雑記帳
 「猫の日」。イヌ年ではあるが猫好きには関係ないだろう。無関心者は昨年もかなり狭量なネタを書いていた。さて結構前から「猫ブーム」らしい。「道の駅うご」に出向いたら、猫の写真パネルがたくさん飾られていた。『世界ネコ歩き』なんていう番組もあるし、世界中に猫好きな人って一体どれくらいいるのだろう。


 また『村上さんのところ』の話になるが、村上さんの猫好きが有名で、その本にもたくさん猫にまつわるメールが届いていた。仕事の邪魔をする猫、仮病を使う猫、ラブホ街で人間の真似をする猫、夫婦で「イカを食べたいなあ」と会話していたらその夜に咥えてきたイカを猫って…。「伝わる」エピソードばかりだ。


 先日刑事ドラマで、主人公にとって良くない報道がされていたテレビを家族と観ているシーンがあって、その時に可愛がっている猫がリモコンで電源offにしたことがあった。フィクションには違いないが「懐く」とはそういう現象で、言葉に出さなくとも心中を察するわけだ。それが出来ない人間様も多いというのに。


(猫の写真は少ない。これは台湾・九份の猫)

 懐くことによって伝わるのは猫だけではないはず。犬の方が…と思う人も多数だ。いずれにしてもペットとして人間と共にある動物は、その要素が高いだろう。猫好きでも犬好きでもない者ゆえ、ペットに癒される感覚は正直ぴんとこない。しかし少なくとも「伝わる」と信じる心が癒しの素地にあるのは間違いない。