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旅窓を読み直す幸せ

2018年06月17日 | 雑記帳
 メモ程度の手書きの日記をつけている。いわゆる連用日記で、時に意識的に使うことがある。一番は山菜採りのことだなあ、と正直に書いておこう。ただ旅の日程なども貴重で、思い出すいいきっかけを作ってくれる。デジタルでもできるだろうが、これがアナログの良さか。さて、去年の今日は海外へ出かけた日だ。


 海外からFBやBLOGへアップする方もいるが、そこまで余裕がない自分は、まあ思い出しながらつらつらと綴っていくタイプだ。帰ってきてからこのBLOGに5回に分けて感想を記していた。読み直してみるのもオツですなあ。あの乾いた空気感や心地よい風や、ちょっとした難儀や交わした会話を思い出した。



 「南独旅窓」シリーズ(よろしかったらどうぞ)

 虚飾なき景観
 https://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20170624

 たべびと探訪
 https://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20170625

 御手洗の障壁
 https://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20170626

 生きる力測定
 https://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20170627

 きっと理由がある
 https://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20170628


 結びが一番の問いであり、一番の収穫でもある。人は、生まれる時代も国も選べない。昨日Twitterで「日本に生まれた幸せ」をことさらに強調するツィートに対し様々なコメントが寄せられていて、少し見入ってしまった。分析したり意図や是非を問うたりするのは悪い訳ではないが、あまり幸せのようにも見えない。


 この国の大多数は、生命の危険がない、飢えの心配がない。つまり生理的欲求・安全欲求等が保障されている。その現実と個別状況を自身がどう受け止め、より高次な(とされる)欲求を求めるか。幸福度を測る物差しは個に在る。また、社会や他者からの抑圧に対する「かわし方の心得」は、早く身につけた方がいい。