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アマゾンカーに載せられる価値

2018年06月22日 | 雑記帳
 先月末NHK「クローズアップ現代+」がAmazon特集をしていた。ある程度知っていたつもりだったが、改めてその進歩に驚いた。不在宅へ認証キーを使って入り配達するなど、安全管理もそこまで行き届いたかと思う。巨大スーパーマーケットが廃業に追い込まれるのも無理もない。既存小売業の深刻さがわかる。


 (去年ドイツの道路で見かけた。もう日本でも走っているのかな?)

 かく言う自分も利用者の1人、というより通販全般で言えばヘビーユーザーなのかもしれない。手元にあまり現金のない隠居生活(笑)ということも大いに関わりがあるだろう。おかしな心理だが、今週は注文した現物が届いて改めてこんなモノまで…と思ってしまった。ペンキである。家のデッキを塗るために購入した。


 十円、百円単位の差であれば近くの店で買ってしまうけれど、一万円程度の値のはる物で25%以上OFFがある。これでは地域にお金を使いたい気持ちはあるが、やはり安さに軍配を上げる。へええと思わされたのは、一番安価な業者が青森県だったこと。塗料専門店となっているので特化展開をしているのだろう。


 以前から小売りは特化した者しか生き残れないという論はある。気づけば、巨大産業に間借りするような形で成立している業者も多い。専門的知識は持ち合わせていないが、いずれ地方経済を活性化させたり、地域内循環経済を志向したりするには、消費が即時・広範囲展開に包まれている現実を凝視せねばならない。


 数年前ふと「豊かな消費」を考えたことがあった。もちろんこの場合の「豊かさ」とは物質的なことではなく精神的なこと。これは満足度を高めるモノ、コトを選択していくという意味であるが、実は「買い方」そのものも対象と言えるのかもしれない。通販も使う、100均にも行く。しかし、何か一つの筋を持ちたい。