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介護保険制度の現状と目指す姿

2016-07-13 05:00:01 | 白書対策
今回の白書対策は、「介護保険制度の現状と目指す姿」に関する記述です
(平成27年版厚生労働白書P412)。


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2000(平成12)年4月に社会全体で高齢者介護を支える仕組みとして創設された
介護保険制度は今年で16年目を迎えた。

介護サービスの利用者は在宅サービスを中心に着実に増加し、2000年度には184
万人であったサービス受給者数は、2012(平成24)年度には458万人となっている。
また、2010(平成22)年に厚生労働省が実施した「介護保険制度に関する国民の皆
さまからのご意見募集」によれば、60%を超える方から「介護保険を評価している」
と回答をいただいている。
介護保険制度は着実に社会に定着してきている。

<一部 略>

そこで、このような社会構造の変化や高齢者のニーズに応えるために「地域包括ケア
システム」の実現を目指している。「地域包括ケアシステム」とは、地域の事情に
応じて高齢者が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した
日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び自立した
日常生活の支援が包括的に確保される体制のことをいう。
高齢化の進展のスピードや地域資源の状況などは地域によって異なるため、それぞれ
の地域の実情に応じた地域包括ケアシステムの構築を可能とすることが重要である。


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「介護保険制度の現状と目指す姿」に関する記述です。

まず、介護保険制度の創設に関しては、

【19-7-A】

高齢化や核家族化等の進行に伴い深刻化していた高齢者の介護問題に対応
する新たな社会的仕組みを構築するために、介護保険法が平成9年に制定
され、一部を除き平成12年4月から施行された。

という正しい出題があります。

このような出題実績がありますから、
いつ制定され、いつ施行されたのかは、押さえておく必要があります。

それと、後半の記述にある「地域包括ケアシステム」については、平成26年度
の選択式で空欄にされています。
再び空欄にされる可能性は、高いとはいえませんが、「地域包括ケアシステム」
というのはどのようなものなのか、これは知っておきましょう。

介護保険に関連する内容は、平成25年度から3年連続で、選択式で出題されて
います。その出題は、いずれも空欄2つでした。
ですから、平成28年度も同じように出題される可能性があるので、介護保険に
ついては注意しておきましょう。


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国年法19-5-C

2016-07-13 05:00:00 | 今日の過去問
今日の過去問は「国年法19-5-C」です。


【 問 題 】

国民年金の保険料における保険料改定率は、平成18年度以降、
毎年度、当該年度の前年度の保険料改定率に名目手取り賃金
変動率を乗じて得た率を基準として改定され、政令で定めること
とされている。


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【 解 説 】

「名目手取り賃金変動率」とあるのは、「名目賃金変動率」です。
なお、名目賃金変動率は、「当該年度の初日の属する年の2年前
の物価変動率×当該年度の初日の属する年の4年前の年度の実質
賃金変動率(3年前から5年前のものの3年平均)」で計算した
率です。


 誤り。 


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