今回は、「性別にみた賃金」についてです。
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男女別に賃金カーブをみると、男性では、年齢階級が高くなるとともに賃金も
上昇し、50~54歳で 423.7千円(20~24歳の賃金を 100とすると 198.5)
と賃金がピークとなり、その後下降している。女性も50~54歳の 275.8千円
(同 132.5)がピークとなっているが、男性に比べ、賃金カーブは緩やかと
なっている。
年齢階級別の賃金を前年と比べると、男性では、44歳以下の各層で増加、45歳
以上では、60~69歳層を除いて減少となっている。女性では、19歳以下及び
70歳以上を除くいずれの年齢階級層とも増加している。
また、勤続年数は、男性13.8年、女性9.8年となっている。
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男女別に賃金カーブをみた場合に賃金がピークとなる年齢階級に関しては、
次の出題があります。
【 19-5-D 】
平成18年賃金構造基本統計調査によれば、賃金がピークとなる年齢階級は、
男では50~54歳で420,000円(平均21.8年勤続)となっている。また、
学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では、大学・大学院卒
及び中卒が55~59歳、高専・短大卒及び高卒が50~54歳となっている。
この問題は出題当時正しい内容でした。
男性について賃金がピークとなる年齢階級については、令和元年調査でも同じで、
50~54歳です。
なんとなく、このくらいの年齢かなという推測ができなくはないかと思います。
問題文の後段の学歴別に関しては、かなり厳しい論点で、ここまでは押さえて
おく必要はないでしょう。
ということで、まずは、ピークとなる年齢階級、これを知っておきましょう。