今回は、令和4年就労条件総合調査結果による「所定労働時間」です。
1日の所定労働時間は、
● 1企業平均7時間48分(前年7時間47分)、
● 労働者1人平均7時間47分(前年7時間46分)
となっています。
週所定労働時間は、
● 1企業平均39時間28分(前年39時間25分)
● 労働者1人平均39時間08分(前年39時間04分)
となっています。
産業別にみると、
金融業、保険業が38時間19分で最も短く、
宿泊業、飲食サービス業が39時間52分で最も長くなっています。
この所定労働時間については、
【 H24-5-E 】
長時間労働を是正する取組が進んだ結果、平成20年以降の所定労働時間は、
日単位でみても、週単位でみても、短くなってきている。
という出題があります。
平成20年調査では、
1日の所定労働時間については、
1企業平均は7時間41分、労働者1人平均は7時間43分
週所定労働時間については、
1企業平均は39時間21分、労働者1人平均は39時間01分
でした。
そのため、短くなってきているわけではないので、この問題は誤りです。
労働時間に関しては、
平成7年度試験から11年度試験まで5年連続で、
毎月勤労統計調査から出題されたという実績もあります。
ということで、細かい数字は置いといて、
最近、どのように推移しているかということくらいは、知っておきましょう。