和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

何らかの形で。

2012-02-28 | 本棚並べ
読売の古新聞をもらってくる。
うん。他人が見れば、
廃品回収みたいに(笑)。
たまった新聞紙をゴソゴソと。
チラシその他をより分けて。

それでもって、
収穫は、というと、2月1日の紙面に
第63回読売文学賞を見れたのでした。
随筆・紀行賞に
星野博美著「コンニャク屋漂流記」。
これ、私は気になります。
選考委員の評者は池澤夏樹。
評論・伝記賞は、
鷲田清一著「『ぐずぐず』の理由」。
評者は山崎正和。
うん。『ぐずぐず』は、買ってあります。
数十ページ読んで、もういいやと、本棚へ。
それから、そのまま。
この機会に、再チャレンジ。

さてっと、星野博美といえば、
段ボール箱をさがすと、文春文庫の
星野博美著「銭湯の女神」が出てきました。
解説は中野翠。
うん。解説でも触れられている、この言葉を引用。

「私たちに今必要なのは、これまで自分がどんなプロセスをはしょって楽をしてきたのか、何との衝突を回避してきたのか、どこで手抜きを覚えたのかを、一つ一つ検証する作業だと思う。あらかじめ省かれたプロセスの中で育った世代に、それはできない。これだけは上の世代がやり、何らかの形で下の世代に伝えていくしかない。それをせずに若者を糾弾するのは、大人の怠慢でしかない。」(p267)

うん。私など、つい、話題の原子力の問題とからめて思ってしまいます。
さてっと、新刊の「コンニャク屋漂流記」は注文。
そして、古本も注文。

その古本が今日届く。
古本屋は
獅子ヶ谷書林(横浜市鶴見区)。
昨日の13時に注文して、もう手元に。
その嬉しさ。ありがたさ。
両方ともに文春文庫。
「転がる石に苔は生えない」472円(税込み)
「のりたまと煙突」367円(税込み)
ということで、
472+367+送料300(ゆうメール)=1139円なり。
コメント
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