竹内洋著「メディアと知識人 清水幾太郎の覇権と忘却」(中央公論新)
のあとがきは、こうはじまります。
「2008年の秋のことだった。日本教育社会学会の帰り道、バスのなかで、わたしより数歳年長の研究者と一緒になった。・・・この研究者から、『つぎは、どんな本を書きますか』と話をむけられた。わたしは『清水幾太郎についてまとめてみたいと思っているのですが』と答えた。こういうと、『丸山(真男)より清水のほうがずっとおもしろいですよ』といって激励された。・・・いまどき清水幾太郎でもないだろうよ、といわれるかと思ったので、少し安心した。・・・」
うん。スラスラ読めておもしろい。
おもしろいのですが、遅読なので、まだ100ページほど(笑)。
すぐに、他のことに目がいったりします。
そういえば、
岡康道・小田嶋隆対談「ガラパゴスでいいじゃない」(講談社)に
『っていうかさ』というがあって、印象に残ります。
小田嶋】 それ、『っていうかさ』、なんだけど、この言葉がメディアから聞こえてくるようになったのは、10年か15年ぐらい前のことだと思うんです。たぶん、とんねるずなんかがテレビで使うようになってから、だんだん広まって、今、若いやつが日常的に使うようになったと思うんだけど、岡は高校生のころから『っていうかさ』を頻繁に使ってた。
岡】 そんなこと、僕は覚えてないよ。
小田嶋】 こっちがまじめに話している話を、『っていうかさ』で、まったく違う次元の話にもっていく、そのタイミングというのが、肩すかしなのか、はたき込みなのか。俺はそれをすごくいつも感じていて、だから、世の中で『っていうかさ』が流行り出したころ、あ、岡が言ってた言葉だな、と真っ先に思い当たったね。 (p209)
っていうかさ、清水幾太郎を読もう。
のあとがきは、こうはじまります。
「2008年の秋のことだった。日本教育社会学会の帰り道、バスのなかで、わたしより数歳年長の研究者と一緒になった。・・・この研究者から、『つぎは、どんな本を書きますか』と話をむけられた。わたしは『清水幾太郎についてまとめてみたいと思っているのですが』と答えた。こういうと、『丸山(真男)より清水のほうがずっとおもしろいですよ』といって激励された。・・・いまどき清水幾太郎でもないだろうよ、といわれるかと思ったので、少し安心した。・・・」
うん。スラスラ読めておもしろい。
おもしろいのですが、遅読なので、まだ100ページほど(笑)。
すぐに、他のことに目がいったりします。
そういえば、
岡康道・小田嶋隆対談「ガラパゴスでいいじゃない」(講談社)に
『っていうかさ』というがあって、印象に残ります。
小田嶋】 それ、『っていうかさ』、なんだけど、この言葉がメディアから聞こえてくるようになったのは、10年か15年ぐらい前のことだと思うんです。たぶん、とんねるずなんかがテレビで使うようになってから、だんだん広まって、今、若いやつが日常的に使うようになったと思うんだけど、岡は高校生のころから『っていうかさ』を頻繁に使ってた。
岡】 そんなこと、僕は覚えてないよ。
小田嶋】 こっちがまじめに話している話を、『っていうかさ』で、まったく違う次元の話にもっていく、そのタイミングというのが、肩すかしなのか、はたき込みなのか。俺はそれをすごくいつも感じていて、だから、世の中で『っていうかさ』が流行り出したころ、あ、岡が言ってた言葉だな、と真っ先に思い当たったね。 (p209)
っていうかさ、清水幾太郎を読もう。