谷沢永一・渡部昇一対談「誰が国賊か」(文春文庫)が出てきました(笑)。
その「あとがきにかえて」というのも対談になっており読ませます。
というか、私はとりあえず、そこだけ読み。
谷沢】 ・・つまり本を集めるということの基本には、先人に対する畏敬の念がなくては駄目なんです。世の中には、ちょっと斜に構えて、何事でも茶化してしまう人がいるでしょう。そういう人間は、絶対に本好きではありません。
渡部】 しかも本を愛すれば、素朴な愛国者になるんです。素朴に自分の生れた国を愛するようになるのですね。(p369~370)
こんな言葉もあります。
谷沢】 ・・私は何べんも書いているけれども、小説では司馬遼太郎、論説では渡部昇一・・・この二人が日本再発見の先頭旗手です。(p377)
うん。もし渡部昇一氏がお先に亡くなっていたなら、
谷沢永一氏は、司馬さんの時のように、一冊の追悼本を書きあげるのだろうなあ。
うん。ここでは、
渡部昇一・谷沢永一対談「読書談義」(徳間文庫)の
文庫版あとがき。そのはじまりを紹介。
「渡部昇一さんとの初対面は昭和54年である。ふたりとも既に五十歳をこえていた。通常、この年齢からの出会いが、心の友にまで発展することはむつかしいとされている。しかしわれわれの場合には奇跡がおこった。大修館書店の藤田恍一郎氏に紹介されて、いざ対談をはじめたそもそもの口切りから、私は志と嗜好を同じうする人に、今やめぐりあえたという喜びがこみあげてきた。それから早くも足かけ20年、渡部さんは常に私にとって心のよりどころであり、その思いはますます深まる一方である。・・・」
その「あとがきにかえて」というのも対談になっており読ませます。
というか、私はとりあえず、そこだけ読み。
谷沢】 ・・つまり本を集めるということの基本には、先人に対する畏敬の念がなくては駄目なんです。世の中には、ちょっと斜に構えて、何事でも茶化してしまう人がいるでしょう。そういう人間は、絶対に本好きではありません。
渡部】 しかも本を愛すれば、素朴な愛国者になるんです。素朴に自分の生れた国を愛するようになるのですね。(p369~370)
こんな言葉もあります。
谷沢】 ・・私は何べんも書いているけれども、小説では司馬遼太郎、論説では渡部昇一・・・この二人が日本再発見の先頭旗手です。(p377)
うん。もし渡部昇一氏がお先に亡くなっていたなら、
谷沢永一氏は、司馬さんの時のように、一冊の追悼本を書きあげるのだろうなあ。
うん。ここでは、
渡部昇一・谷沢永一対談「読書談義」(徳間文庫)の
文庫版あとがき。そのはじまりを紹介。
「渡部昇一さんとの初対面は昭和54年である。ふたりとも既に五十歳をこえていた。通常、この年齢からの出会いが、心の友にまで発展することはむつかしいとされている。しかしわれわれの場合には奇跡がおこった。大修館書店の藤田恍一郎氏に紹介されて、いざ対談をはじめたそもそもの口切りから、私は志と嗜好を同じうする人に、今やめぐりあえたという喜びがこみあげてきた。それから早くも足かけ20年、渡部さんは常に私にとって心のよりどころであり、その思いはますます深まる一方である。・・・」