山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

割れるダイヤはまたしても失敗 増穂町高下  平成30年12月19日

2018年12月19日 | ダイヤモンド富士
 昨日にも増してこの日の未明は空が晴れ、富士山ライブカメラでもくっきりと富士山が見えていた。前日と同様に朝5時に起きて高下に出かける。本日の割れるダイヤモンド富士の位置をGPSに登録した座標で探すと、ちょうど伸びた杉の木に視野が邪魔されてしまう場所だった。右に寄るか、左に寄るか?これはもはや運試しである。左にずらして視野の開けた側にカメラを構える。距離にして2~3mのずれなのでこの位置でも十分に割れてくれるはずである。


    空には金星が輝く。左側の杉の木で隠れてしまう場所が本日の撮影ポイントだったが、木が避けられるもっと左側のポジションでカメラを構える。


    前日前面装着型フィルターを装着した570㎜望遠レンズはピントが合わなかったので後方装着型の絞りに変える。今度はキッチリとピントが合う。


    もう太陽が現れているはずだが、今回は雪煙に邪魔されてしまう。白山岳右側に小さく光芒が出ており、左側は雪煙に邪魔されているが太陽が見えているはずである。


    位置的にはちょうど良かったと思われるが、残念ながら割れるダイヤは雪煙のため輝かず。


    もう昇ってしまっているだろう。


    失敗。


    使い慣れたボーグ200㎜。白山岳右側は2つか3つ光芒が出ているように見える。


    しかしやはり雪煙のため輝かない。


    やはりそう簡単には撮らせてくれない高下の割れるダイヤモンド富士。


    いつものダイヤモンド富士。

 一方、キャノンの200㎜望遠レンズに前面装着型フィルターを装着して撮影を試みたがこちらは想定していた以上にとんでもない画像になってしまった。前面装着型フィルターはレンズの絞りを使うとそちらの光芒が重なってしまうため基本的には絞り開放にしないと使えない。そうすると今度は露出オーバーになってしまうのでNDフィルターを装着して減光する必要がある。理論的にはこれで撮れるだろうと思ったのだが、シャッタースピードの調整を誤ったうえにとんでもないことが・・・


    可変式NDフィルターを暗くし過ぎたためにシャッタースピード 1/5secになっているのを気付かずにシャッターを手押ししたためブレまくり。


    かつ、このレンズはゴーストが出てしまうのだが想定外にとんでもないゴーストが出た。しかも八角形の光芒はほとんど出ず。

 どうやらこのキャノンのレンズと前面装着型フィルターは、ダイヤモンド富士を撮るには相性が悪そうである。しかし星を八角形に輝かせる時には威力を発揮することは既に証明済みである。前面装着型フィルターを改良すればもっと長い光芒が出せるのではないかと目論んだのだが、そう簡単には行かなそうである。まだ試みは始まったばかり、さらに工夫をしてチャレンジしてみたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今期初の高下ダイヤモンド富士  平成30年12月18日

2018年12月19日 | ダイヤモンド富士
 カシミール3Dからの計算では12月14日から高下のダイヤモンド富士が始まっている。空が晴れたこの日、早朝5時に起きて高下に出かける。現地でGPSを取り出し、本日の白山岳で割れるダイヤモンド富士の登録場所を探すと・・・この日は丁度木の間に富士山が隠れてしまい撮影の出来ない日だった。止む無し、若干太陽の昇る位置が右にずれるがうまくすれば割れるかもしれないギリギリの位置でカメラをセットする。レンズ前面装着型のフィルターが使えるのかどうかもテストしておきたい。


    朝焼けの雲が流れた。


    朝焼けの雲の中に影富士が映る


    ボーグ570㎜望遠レンズ。前面に光芒を出すための手製フィルターを装着してあるが、ピントがうまく合わないようだ。


    だいぶ低くなった影富士。ダイヤの時間が近付く。


    太陽が現れたが予想通り右に外れた。


    同上。雲に邪魔されて綺麗な光芒は出ず。


    570㎜望遠レンズは光芒は出ているがフォーカスが合わないのがいまひとつ。


    雲に邪魔されているのでどれくらい光芒が出ているのか評価出来ないが・・・


    レンズ後部装着型のフィルターを使ったほうが無難な気がする。


    ひとまずは高下のダイヤモンド富士撮影に成功。割れるダイヤはおあずけとなる。


    73㎜望遠


    虹色のフレアは好みによるだろうが想定していた方向と反対側にフレアが出た。

 年内中の高下での割れるダイヤモンド富士は既に位置を計算してGPSに登録済みである。あとは天候に恵まれるかどうか?気温が暖かく雲が多い今年は難しいかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする