山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

割れないダイヤモンド富士 今季最後の高下へ  平成30年12月28日

2018年12月28日 | 山梨無名山
 冬型気圧配置となり空がスッキリと晴れた。しかし風が強く割れるダイヤモンド富士を撮るにはあまり条件が良いとは言えない。しかしこれほどスッキリと晴れる日はそうめったに来るものでは無い。この日も早朝5時半起きで高下に出かける。激混みとまでは行かないがそこそこにカメラマンが来ている。しかし割れるダイヤのポジションには誰も居らず楽勝で場所を確保できた。準備していると冬用の重装備の服を纏ったお嬢様(??)が近付いて来た。るたんさんが撮影にやって来ていた。前日の夜にメールを送ってくれていたようだが気が付いたのが深夜10時半だったので返事をしていなかったのだがこの好天の機を逃さずにやって来た。


    空気の透明度が良く(とこの時は思った)、今日のダイヤはいただき!と思ったが・・・


    雪煙も思ったほど出ていないように見える。

 例のごとく3台のカメラをセットするが、1,140㎜超望遠レンズはセッティングに時間がかかりダイヤの約2分前にようやくセットが完了する。さて、今日こそはきっちりと割れてくれる・・・かどうか?


    使い慣れた200㎜。雪煙はあまり出ていないように見える。


    しかし・・・ダイヤの輝きがいまひとつで上方に光芒が出ない。


    割れるには割れたが光芒がいまいち。


    本日も満足な画像は得られず。


    絞り改良した300㎜。左右から光芒が出始めた頃。


    やはり上方への光芒は出ない。


    雪煙が出ているようだがそれ以上に富士裏側に薄雲がかかっていて光り方が少ないようだ。


    さらに1,140㎜超望遠。


    これで見ると結構な雪煙が出ている。


    かつ、後ろ側に薄雲が出ていて透明度が悪いようだ。ファインダーを覗いて様子を見てみたところ、ダイヤが輝かず太陽の形が見えていた。


    輝いて見えるのはダイヤでは無くて太陽の輪郭。

 目で見る限りでは澄んでいるように見えた空だが、どうやら薄雲か水蒸気が広がっていて透過性が悪く太陽が輝かなかったようである。今期いちばん期待した朝だったが今回も割れるダイヤは失敗である。あと2日間チャンスはあるのだが明日からの高下の割れるダイヤは混雑するポジションの中に入ってしまうので、3台のカメラをセットするのは他のカメラマンの邪魔になってしまう。本日で高下は撤退することにする。また来年。


    本日のベストショットはこの普通のダイヤモンド富士。これで見ると後ろ側に薄雲が広がって太陽の輝きが減弱しているように見える。

   
コメント (2)
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