山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士川町高下の白山岳で割れるダイヤモンド富士  令和2年12月21日

2020年12月22日 | ダイヤモンド富士
 本日は冬至である。冬至の頃の白山岳で割れる高下ダイヤモンド富士は何度も撮影に挑戦しており、立ち位置もほぼ把握していて撮り易いといえる。しかし問題なのは撮り慣れていたEosM5が故障してしまいいちばん撮り易かったカメラとレンズが使えないということである。Eos80DにCanonのズームレンズ装着して撮影に挑むが、普通に撮ってもなかなか綺麗な光芒は出てくれないために前面装着型の手製特殊フィルターを装着する。しかしこのレンズでうまく機能してくれるのかどうか、撮ってみないと分からない。さて、どうなりますか?


    雲が無く空気が澄んでいる。絶好のダイヤモンド撮影日和。


    前面装着型特殊フィルターを装着して試し撮り。この時はきっちりとピントが合っていたのだが・・・


    ダイヤ間近になって連写を始めると、何故かフォーカスが狂ってしまっている。レンズには触れていないはずだが操作を誤ったか?

 以下、フォーカスが甘いが久しぶりに綺麗に割れた白山岳ダイヤモンド富士である。








 そしてもう1本の1,140㎜超望遠で捉えた白山岳で割れるダイヤモンド富士。センサーにゴミが入ってしまったがご勘弁を。









 気象条件が悪く昨年は一度も撮れなかった白山岳で割れるダイヤモンド富士だが今年は初回で綺麗に割れてくれた。しかし、フォーカスがずれたのは痛恨の失敗である。前面装着フィルターがうまく咬み合わず、セロテープで止めたため、連写を開始した時にずれてしまった可能性がある。使い慣れない機材の使い始めではしばしこのような失敗をやらかしているので、今後は注意して撮影に臨みたいと思う。思ったよりも綺麗な光芒が出てくれたことは収穫であるが、シャッタースピードが1/8000でこれ以上速く切れないことが難点ではある。


    いつもの円形に写るダイヤではなくて富士山が消えてしまうほどの輝きを放ったこの日のダイヤモンド富士。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何たることか!竜ヶ岳ダイヤモンド富士  令和2年12月20日

2020年12月22日 | ダイヤモンド富士
 冬至を含めた3日間は竜ヶ岳山頂のいちばん端のところから剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を見ることが出来る特別な3日間である。空が晴れて空気が澄んだこの日、早朝3時半起きで甲府の自宅を出発し、5時前に本栖湖キャンプ場を出発して山頂を目指す。本日は体調が良いのかザックが軽く感じる・・・とこの時は思った。


    富士山の左裾から金星が昇って来た。本日はこの金星を見ながら山頂を目指す。


    東屋展望台付近から見る未明の富士山と金星。本日は時間に余裕があるので途中で撮影しながらゆっくり登る。


    金星が富士山の山頂上に昇ったが、もはや夜明けの光で消えそうである。


    7時15分ごろに山頂に到着した。ダイヤの時間は7時39分、カメラをセットする時間は十分にある。

 さて、山頂に到着して場所を確保し、カメラ2台をセットしようとザックを開けると・・・何ということか!もう1台のカメラが入っていない。レンズと三脚を担ぎ上げて来たのに肝心のカメラが入っていない。どうりでザックが軽いわけである。1台のカメラで撮ることになるが、幸いにして光芒が出やすいほうのカメラが使える。そちらのカメラをセットして、折角三脚を2本持って来たのでもう1本の三脚で山頂の様子を撮っていると・・何??


    光芒が出やすい200㎜レンズをセットする。レンズだけそのままにしてカメラ本体を外し、山頂の様子を撮影するが・・・


    数カット撮ってこの画像を撮ったところでカメラに異変が・・・どうなってるの??

 ダイヤモンド富士まではあと10分ほどである。ところが、山頂の様子を撮影していたところ、カメラのシャッターを切ったところで突然カメラ電源が切れてしまう。電池切れか電池が凍り付いたかと思って変えてみたが電源が入らない。レンズを外してみるとシャッタが下がったままで止まってしまっている。何たることか!シャッターユニットの故障か、あるいは電気系統の故障か?温めればなんとかなるかと思いポケットや手のひらでカメラを温めてみるがとうとう回復せずダイヤの時間を迎えてしまう。使えるのはスマホのカメラのみ、これで割れるダイヤを撮るのは困難である。


    ここからはスマホで撮った画像。ダイヤだけを撮るならばこれでも十分に行ける。


    もうすぐダイヤ


    剣ヶ峰が光ったが割れるダイヤを撮るほどの解像度は無い。


    折角のダイヤ撮影日和だったのにこれしか撮れず残念。


    まあ、こんなこともあるさ。


    一応、剣ヶ峰のダイヤモンド富士は撮りました。


    敗退感がいっぱい。食事もとらずにさっさと下山する。

 風が無く雪煙は舞っておらず、空気が澄んで絶好の割れるダイヤモンド日和だった。冬至前後の3日間が良いのは笹薮をかき分けずに撮影場所が確保できるという大きなメリットがあり、この3日間を逃すとあとは視野が確保しにくい登山道沿いか笹薮の中での撮影となってしまう。こんな良い日にカメラを1台忘れるうえにもう1台が故障するとはなんという日なのだろうか。さっそく故障した愛用のEosM5はカメラのキタムラに修理をお願いし、出来上がるのは年明けになってしまうだろう。これも修行、また次を頑張りましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする