吐竜の滝周辺の川俣川散策は探し物と思わしきスゲがが見つかったためだいぶ長居してしまい、時刻は4時半になってしまった。日没にはまだ時間があるのでもう1ヶ所回ってみることにする。渓谷沿いのヤマツツジがだいぶほころんでいるので、美ヶ森の天然記念物オオヤマツツジも咲いている頃ではないだろうか。その前に、まだ確認できていない渓谷沿いに生えているヤチボウズになっているスゲを見に行ってみる。

美ヶ森のヤマツツジがもうすぐ満開である。

コデマリが満開

サクラソウは満開を少し過ぎて痛み始めていた。

胞子葉を広げるオニゼンマイ

さて、このハリスゲの仲間は何だろう?

果胞が多く付き、先端部の雄小穂が長い。形も小さく、これはコハリスゲではないだろうか?

ナルコスゲ

さて、このヤチボウズの正体は?

先端の雄小穂とその下の雌小穂

雌小穂の果胞は先端部が細長い。やはりこれはタニガワスゲであろう。

真ん中のクリンソウとタニガワスゲ、さらにサンリンソウ

川の土手には別のスゲが生えていた。

テキリスゲのようである。
沢から藪漕ぎして道を短絡すると、尾根に登り着いたところで道に合流した。それを歩いて目的地に到着する。気になるのは看板に「オオヤマツツジ跡」と書かれていることだ。「跡」とは、もう消失してしまっているということなのだろうか?確かに前回訪問時に見た保護柵の中は1本は枯れて倒れていた。もう1本は咲いてくれているのだろうか?

短絡した林の中に群生していたシダ。良く見かけるヘビノネゴザとは違うし、ハリガネワラビとも少し違う気がする。

ニッコウシダかも知れないが、成長してソーラスを見てみないと何とも言えない。

現地に到着。オオヤマツツジはまだ咲いていなかった。花芽が付いていないようにも見える。

周辺のヤマツツジは咲き始めたばかりである。

こちらはレンゲツツジ。
残念ながら開花しているオオヤマツツジは見ることが出来ずに撤退となってしまった。またの機会に見に行ってみよう。

良く目にするがまだ手を付けずにいるこの草。

そもそもこれはイネ科なのかカヤツリグサ科なのか、それすら分からずにいる。

葉鞘部を見てみると1周は巻いていないようである。とすれば、カヤツリグサ科のテンツキ属ではないだろうか?
沢沿いに生えていたヤチボウズは予想していた通りタニガワスゲだった。乙女高原の他に八ケ岳中腹の湿地や椹池近傍でも生育を確認しており、湿地や渓谷沿いの水湿地では普通に生育しているスゲであることが分かってきた。テンツキ属ははまだ手を付けておらず今後の課題である。まだ分からないことばかりであるが、里山や中・低山のスゲ、湖周辺に生育するスゲはほぼ見て回ってきたことになる。6月下旬には南アルプスが開山を迎え、いよいよ亜高山帯から高山帯に生育するスゲを見て回る時期が迫ってきた。同時にイネ科の植物も見て回って来たいと思っており、そちらの準備もこれからである。課題がたくさんである。

美ヶ森のヤマツツジがもうすぐ満開である。

コデマリが満開

サクラソウは満開を少し過ぎて痛み始めていた。

胞子葉を広げるオニゼンマイ

さて、このハリスゲの仲間は何だろう?

果胞が多く付き、先端部の雄小穂が長い。形も小さく、これはコハリスゲではないだろうか?

ナルコスゲ

さて、このヤチボウズの正体は?

先端の雄小穂とその下の雌小穂

雌小穂の果胞は先端部が細長い。やはりこれはタニガワスゲであろう。

真ん中のクリンソウとタニガワスゲ、さらにサンリンソウ

川の土手には別のスゲが生えていた。

テキリスゲのようである。
沢から藪漕ぎして道を短絡すると、尾根に登り着いたところで道に合流した。それを歩いて目的地に到着する。気になるのは看板に「オオヤマツツジ跡」と書かれていることだ。「跡」とは、もう消失してしまっているということなのだろうか?確かに前回訪問時に見た保護柵の中は1本は枯れて倒れていた。もう1本は咲いてくれているのだろうか?

短絡した林の中に群生していたシダ。良く見かけるヘビノネゴザとは違うし、ハリガネワラビとも少し違う気がする。

ニッコウシダかも知れないが、成長してソーラスを見てみないと何とも言えない。

現地に到着。オオヤマツツジはまだ咲いていなかった。花芽が付いていないようにも見える。

周辺のヤマツツジは咲き始めたばかりである。

こちらはレンゲツツジ。
残念ながら開花しているオオヤマツツジは見ることが出来ずに撤退となってしまった。またの機会に見に行ってみよう。

良く目にするがまだ手を付けずにいるこの草。

そもそもこれはイネ科なのかカヤツリグサ科なのか、それすら分からずにいる。

葉鞘部を見てみると1周は巻いていないようである。とすれば、カヤツリグサ科のテンツキ属ではないだろうか?
沢沿いに生えていたヤチボウズは予想していた通りタニガワスゲだった。乙女高原の他に八ケ岳中腹の湿地や椹池近傍でも生育を確認しており、湿地や渓谷沿いの水湿地では普通に生育しているスゲであることが分かってきた。テンツキ属ははまだ手を付けておらず今後の課題である。まだ分からないことばかりであるが、里山や中・低山のスゲ、湖周辺に生育するスゲはほぼ見て回ってきたことになる。6月下旬には南アルプスが開山を迎え、いよいよ亜高山帯から高山帯に生育するスゲを見て回る時期が迫ってきた。同時にイネ科の植物も見て回って来たいと思っており、そちらの準備もこれからである。課題がたくさんである。