山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

3ヶ所目のマネキグサ  令和4年9月1日

2022年09月03日 | 山に咲く花
 私が知っている山梨県に生育しているマネキグサは今回の訪問地が最後である。登山口に到着した頃は霧雨だったが、準備しているうちに雨になってしまった。カッパを着て傘を差して生育地を訪れてみる。


    イヌトウバナであろう


    コフウロ


    小型のセリの仲間。これはヒカゲミツバか?


    マネキグサと思わしき葉。花はもうほとんど終わってしまっている。


    間違いないと思う。


    わずかに咲き残っていたマネキグサの花


    花は痛んでおり、もう落花する直前である。


    葉は全体的に四角形に近い。葉の切れ込みはさほど深くは無い。


    花が散った後のマネキグサ


    これが通常のマネキグサの葉であろう。

 おそらくここに生えているのが通常のマネキグサであろう。他の2ヶ所のものと葉の形を良く見比べてみる必要があるが、全体的な葉の形や葉先の尖り方が他の2ヶ所のものは少し違うように見受けられる。今後検討してみたいと思う。


    渓谷沿いで見たマネキグサ(たぶんキレハマネキグサ)


    林道で見たマネキグサ(これもたぶんキレハマネキグサ)

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もう1ヶ所のマネキグサを訪問する  令和4年8月31日

2022年09月03日 | 山に咲く花
 私が知っている山梨県のマネキグサ生育地は3ヶ所である。先日渓谷沿いのマネキグサを見てきたが、キレハマネキグサという葉の切れ込みが大きい種類があるらしく、他の場所に生育しているマネキグサはどうなのか気になって仕方ない。今回は2ヶ所目の生育地を訪れてみることにした。林道が崩落して通行止めになっているため、ゲートから歩いて現地に行ってみる。


    林道の崩落地。30mくらいスッポリと道が無くなっており、修復工事が行われているがまだしばらくかかりそうである。


    コンクリートの法面に生えていたミツバベンケイソウ


    これはアカソになるのか?


    こちらはコウゾリナになるのか?


    これはイヌトウバナであろう。


    法面に生えていたミヤマモジズリ


    上を見上げるとたくさん生えていた。


    林道脇の低い位置にも結構生えている。


    恐れていた通り、大規模な伐採作業が行われて登山道周辺も様変わりしている。


    アザミは難しい。


    これはホソエノアザミだと思う。だが、良く見ると茎に短い毛が生えているように見えなくもない。


    伐採地に生えていたフシグロ


    なんとか生き残っていてくれたマネキグサ


    削られた斜面に生育していたマネキグサ。鹿の食害を受けていて茎の上部が無くなっている。


    もともと個体数が少なかったがさらに減って、風前の灯となっているこの場所のマネキグサ


    マネキグサの花


    さて、この葉っぱはどうだろうか?


    個体によって差があるが、この個体は葉の切れ込みが深めで葉先が尖っている。

 この場所のマネキグサの葉を見ると、切れ込みの深さは先日訪問した渓谷沿いのマネキグサと同じかやや深いように見受けられる。これをキレハマネキグサとして良いのかどうか?それとも単なる個体差なのか?マネキグサとキレハマネキグサの分類の違いは見れば見るほどに分からなくなってくる。これはもう1ヶ所のマネキグサを見てきて検討するしか無いだろう。

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