山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

月と木星が接近した夕富士 朝霧高原  令和4年9月11日

2022年09月16日 | 月富士
 未明から1日中あちらこちらを散策して歩き、いよいよ本日の最後の目的地となる朝霧高原である。日中の一時だけ雲に隠れたが、朝から富士山が見えており、この日は絶好の撮影日和となった。夕暮れの頃には雲が晴れて夕映えの富士山が姿を現してくれた。本日は十六夜の月と木星が接近して東の空に昇って来る日である。少し変わった写真を撮ってやろうと、富士山剣ヶ峰から月を昇らせて割れる月光ダイヤモンド富士と木星を撮影しようと目論んだ。GPSに4ヶ所座標を登録しておいてその場所に向かうのだが、木が邪魔して展望が無かったり、私有地で立ち入りが禁止されていたり、夜間立ち入り禁止だったりと、いずれの場所も撮影可能な場所では無かった。あきらめてカメラマンがたくさん集まっている富士宮道路沿いでカメラを構えることにする。1時間以上時間をロスしてしまい、月の出のギリギリの時間となってしまったが、撮影スペースは十分に空いていた。カメラ2台を持って行ったのだが、1台をセットして試し撮りしているうちに月が現れてしまい、1台しかセットが間に合わなかった。


    朝霧高原の県境付近で日没を迎える。夕焼けの赤富士が姿を見せてくれた。


    残照の富士山


    撮影場所を探して1時間以上時間をロスしてしまった。1台セットして試し撮り。


    木星のトリーミング画像。木星の衛星が4つ見えている。


    数カット試し撮りしたところで月が現れてしまう。なんとか撮影には間に合った。


    富士山頂に現れた十六夜の月と木星


    あっという間に明る過ぎる月が昇って来る。


    十六夜の月は明る過ぎて富士山の形が消えてしまう。


    明るさを月に合わせると富士山は全く見えない。


    十六夜の月は昇り始める時間が日没の約2時間後になるため、どうしても富士山との輝度の差が大きくこのような写真になってしまう。

 狙っていたのは山頂に月が昇り始める一瞬の月光ダイヤモンド富士である。カメラのセットがまだ不十分なうちに月が現れてしまったが、それなりの狙っていた画像が撮れたかと思う。長い1日はこれにて終了、眠気と闘いながら自宅に帰った。

コメント
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