山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

コカナダモは咲いているか? 甲府市荒川河川敷散策  令和5年6月21日

2023年06月25日 | 里に咲く花
 南アルプス市の河川でオオカナダもが咲いているのを見てきた。では、コカナダモも咲いているのではないだろうか?花を見れば両者の違いがもっと分かってくるはずである。探しているスゲの仲間もそろそろ生えてきているのではないだろうか。時刻は午後5時を過ぎてしまったが、陽が長くなったのでまだ大丈夫である。


    甲府市荒川。本日の水量はあまり多く無い。


    これはイヌドクサであろう。


    一方、ずっとイヌドクサだと思っていたこの草


    胞子穂の下から枝が出ている。これはイヌスギナのようである。


    草むらに生えていたこのスゲ、初めて見るスゲである。


    これはハマアオスゲではないかと思うのだが、図鑑で見る限りでは海岸近くの砂地に生育するらしい。


    ガマの穂


    カサスゲを探しに何度も来ているのだが、茂っているのはこのイグサの仲間ばかりで見当たらない。


    この河川敷に生育しているのかどうかが疑問に思えてきた。


    ハスの葉


    花はまだ蕾。もう少しで咲きそうである。


    さて、水路にたくさん生えているコカナダモはどうだろうか?


    残念ながら花は咲いていないようである。


    もう終盤のネジバナ


    この河川敷にはたくさん生育している。

 コカナダモの花は残念ながら咲いていなかった。探しているカサスゲは今回も空振りで全くそれらしいものが見当たらない。ここには無いのかも知れないが、昨年見つけた残骸は何だったのだろうか?カヤツリグサやカワラスガナの姿がまだ見えず、ひょっとしたらまだ早いのかも知れない。8月ごろに再探索してみたいと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒシの生育する河川を新発見 南アルプス市  令和5年6月21日

2023年06月25日 | 水辺に咲く花
 南アルプス市に出張で出かけたが、朝の交通ラッシュがあまり無かったため集合時間より1時間も前に到着した。脇に河川が流れていたためちょっと散策してみると・・・変わったものが浮かんでいる。


    出張先の脇を流れていた河川。すっかり護岸工事が行われていて下には下りられない。


    水草が生えている。


    こちらはカナダモの仲間のようだ。


    もうひとつは・・・ヒシではないか。

 ヒシが生育しているのが確認出来たが、周辺を探しているほどの時間は無かったので、お昼休みとさらに仕事が終了してから河川沿いを探索してみる。


    上流部は穏やかな流れの停留河川。


    護岸の壁に付いているのは・・・園芸種だろう。


    こっちもたぶん園芸種。


    花はムラサキサギゴケに似ているが茎はツルのようになっている。


    ヒシは結構たくさん生えている。これからもっと増えて来るであろう。


    ヒシの葉


    藻がたくさん生えていて白い花が咲いている。


    これは何?


    花は白花で小指の頭くらいの大きさ


    葉はあまり切れ込んでいないように見える。


    ネットで調べてみるとこれはオオカナダもという外来種の水草のようである。花が咲いているのは初めて見た。


    さらに上流域を調べてみる。


    別の水草が漂っている。


    これはササバモではないかと思う。


    カワヂシャか、それともオオカワヂシャ?花はもう大部分結実している。


    残った花を望遠レンズで捉えてみると、花は白っぽい。葉には鋸歯がある。これはカワヂシャであろう。

 ほとんどノーマークだった南アルプス市の河川であるが、環境的には甲府市のヒシやミズアオイが生育する停留河川に良く似ている。カワヂシャも生育しており、ひょっとしたら他にも良いものが生育しているかも知れない。今回巡ったのは河川のほんの一部だけでまだ広大な範囲が調べられずに残っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする