山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

サワルリソウとハシドイの森 北杜市  令和5年6月16日

2023年06月18日 | 山に咲く花
 昨年ハシドイの花を見に行った際に偶然サワルリソウを発見した。数日前に花仲間が見に行ってくれて咲き始めたとの連絡をいただいた。サワルリソウも見たいのだがハシドイの花も見てみたい。昨年は蕾の様に見えたのだが、木が高過ぎて100㎜マクロレンズではとてもではないが撮影出来るような距離では無かった。今年は570㎜レンズに2倍エクステンダーを装着して1140㎜で撮影出来るように準備して出かけてみる。


    サワルリソウとハシドイが咲く森への登山道


    葉軸が1本のテンナンショウの仲間が生えていた。風が強くて草が揺れるうえに葉が裏返ってしまう。


    仏炎苞を見てみると茶色い横縞が入っている。これはヒトツバテンナンショウであろう。


    サワルリソウ


    花はまだ咲き始めたばかりだった。花弁の中は筒が細くてなかなか見せてくれない。


    結構ある・・・と思ったら・・・


    驚きの大群生!!


    こんなにたくさん生えていて良いのかというほどの大群生である。


    おそらく山梨県最大の群生地であろう。


    双眼鏡で見上げると木の上に白い花が咲いている。小さな虫のような花びらが風に吹かれて舞い降りて来る。


    これがハシドイなのだろうか?ミズキにそっくりである。


    もう少し近距離の別の木を見上げてみる。


    葉の形、そして花の枝分かれの感じから見て、これはやはりミズキであろう。


    では、ハシドイはどうなっているのだろうか?


    木を見上げてみるが逆光強く花が咲いているかどうかはいまひとつ確認出来ない。


    周辺を探してみるとミズキとは明らかに違う花の蕾が見つかった。


    葉もミズキよりひとまわり小さく、葉脈がミズキほど目立たない。これがハシドイであろう。


    他を探してみると撮影し易い場所にも蕾が出ていた。


    おそらくハシドイで間違いない。


    別の木。花が咲くのは2週間くらい先になりそうである。

 想定外にたくさん生育していたサワルリソウは咲き始めたばかりだった。ハシドイと思わしき花はまだ蕾で、開花は7月初旬になりそうである。撮影し易い場所も見つかったので、今年こそはこの花を見てみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョウロウスゲがたくさん 山中湖きらら探索  令和5年6月13日

2023年06月18日 | 番外編
 三国山周辺にウツギの仲間探索に行ったものの山頂付近は霧に囲まれて遠雷が轟き、早々に撤退してきた。半ば心が折れてしまっているが、日没までにはまだ2時間近く時間があるため、山中湖きららに立ち寄ってみる。雨の後で増水しているため長靴を履いて湖畔を歩いて散策してみる。


    天候いまいちだが、山中湖湖畔には霧は巻いていない。


    コキツネノボタンは半分結実しているがまだ咲き残っていた。


    これはヤガミスゲであろう。


    ミコシガヤに良く似ているがこちらは芒が目立たない。


    昨年はほとんど見つからなかったが今年はあっさりと大株が見つかった。


    ジョウロウスゲ。ちょうど見ごろである。


    いつもは群生しているのだが今年はあまり見当たらないこのスゲ。


    未だ自信を持って同定できているわけでは無いが、これはオニナルコスゲと思われる。


    湖畔に咲いていたキケマン


    これはタツナミソウであろう。


    花の色が濃い。


    ヨモギはたくさん生えている。


    ジョウロウスゲが群生していた。


    昨年もこのあたりは探しているはずだが見つかっていない。今年は当たり年なのだろうか?


    背が高くなっていたスジヌマハリイ

 1時間少々の探索だったが今年はジョウロウスゲをたくさん見ることが出来た。反面カヤツリスゲは一株も見つけることが出来なかった。ヨモギはたくさん生えていたが探している寄生植物には出会えなかった。この辺りのヨモギに居るのではないかと思うのだがそう簡単には姿を見せてくれなそうである。



    池の周辺にたくさん生えているスジヌマハリイ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする