山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ベニバナヤマシャクヤクはもう終わっていた  令和5年6月23日

2023年06月26日 | 山に咲く花
 6月初旬に一度見に行っているがその際にまだ蕾だったベニバナヤマシャクヤクはどうなっているだろうか?たぶんもう終わってしまっていると思うのだが、近くに出張で行ったので午後から立ち寄ってみる。


    赤い花が見えない。やはり終わってしまっているようである。


    1~2週間遅かったようである。


    花弁が少しだけ残っている。


    花はそれなりにたくさん咲いたようである。


    咲き残りの花が一輪。葉に隠れていて見えにくい。


    角度を変えてみるがやはりいまいち見えない。

 さて、南アルプスの山中で新たなベニバナヤマシャクヤクの自生地が見つかったらしい。さほど遠い場所では無いが近い場所でも無い。やや標高の高い場所なのでまだ咲いていることを期待して訪れてみる。


    花はあっさりと見つかったが・・・


    残念。こちらも終わっている。


    何本かまとまって生えているが全て花は終わっていた。


    結実した実の先端部は紅色をしている。


    辛うじて咲き残りの花があった。


    一見した時は白いほうのヤマシャクヤクかと思ったが、うっすらとピンク色をしている。


    これもベニバナヤマシャクヤクとして良いのであろう。


    この花が特別色が薄いのか、それともこの界隈はみな色が薄いのか?

 いずれの場所もベニバナヤマシャクヤクの花はもう終わってしまっていた。この2ヶ所はほぼ同じ時期に咲くようである。来年に期待したい。

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山梨県で見つかったシテンクモキリ  令和5年6月某日

2023年06月26日 | 山に咲く花
 富士山の静岡県側にはシテンクモキリが自生しているが、山梨県側ではまだ見つかっていない。きっとどこかに生育しているのではないかと思っていたのだが、富士山では無い別の場所でシテンクモキリと思わしきものが発見された。何度か探しに行っているものの発見出来ず、今回は花仲間の協力をいただいて見に行ってきた。


    こちらは普通のクモキリソウ


    咲くのはあと1週間くらい先になりそうである。


    こちらは満開のクモキリソウ 別の場所で撮影


    これがシテンクモキリと思わしきもの。一見すると普通のクモキリソウと変わらないように見える。


    個体数はきわめて少ないが、並んで咲いていものもあった。


    唇弁を見ると普通のクモキリソウよりも光沢があってやや厚いように見える。


    唇弁根元の部分に黒紫色の斑が入っている。シテンクモキリで間違いないであろう。

 数年前に山梨県で新たに発見された貴重な植物である。確認されているのは1ヶ所のみであるが、他の場所にもひょっとしたら生育しているかも知れない。

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