昨年ようやく出会ったコマツカサススキに会いに、今年もこの草が生える溜池を訪れてみる。きっとヒシの花が咲いて見ごろになっている頃であろう。ここにはまだ正体が分かっていない藻が生えており、それも調べてみたいと思う。
池に浮かんでいる水草がヒシ、手前に生えているのがカンガレイ。
群生して浮かんでいるヒシの葉。花がたくさん咲いているようである。
ヒシの花がたくさん咲いている。
ヒシの花。ちょうど満開。
たくさん生えているのはカンガレイ。
カンガレイの花には花茎が無く、茎から直接小穂が出る。
これは普通に見られるアブラガヤ
その根元にコマツカサススキが生えていた。昨年よりも数が多い。
少し離れた場所にも群生していた。
思っていたよりもたくさん生えていたコマツカサススキ。
コマツカサススキの花穂。なんということはない雑草のように見えるが見慣れてくると可愛らしい(と思う)。
水際からあまり遠く無いところに正体不明の水草が生えていた。
一部を採取して観察してみる。
葉は細く棘のような突起が付いている。
種はまだ付いていない。経験不足でイバラモの仲間はまだ判別が出来ない。
別の藻が生えていた。
車輪のように枝が伸び、そこにオレンジ色の種が付いている。これはシャジクモであろう。
セリの仲間が生えていた。
今度こそドクゼリか?と思ったが、これもセリのようである。残念。
コマツカサススキは昨年よりもたくさん生えてくれたようである。ただ気になるのは近日この溜池周辺の草刈りが行われるらしい。刈られずに残ってくれることを祈るばかりである。また、正体不明の藻は判別するのはもう少し観察が必要である。他の場所に生えている似たような藻も見て歩かないと答えを出すのは難しそうである。9月中旬にまた近場に出張で行くのでこの溜池を再訪してみたいと思う。