ハマスゲなるカヤツリグサ科の植物がたぶん甲府市荒川河川敷に生育しているのではないかと思い、昨年から探しているのだがまだ見つかっていない。昨年秋にもう枯れてしまっているそれらしきものを見つけて今年も何度か見に行っているが発見した場所には姿が見えない。あるとすれば、この季節ならば確実に見られるはずである。この日の午後も暑くて大気の状態が不安定で雨が降りそうな空模様である。傘を持って散策に出かける。
水量は少な目である。草がたくさん茂っている。
ハスの花が咲いていた。富士山が見えていれば良い絵になりそうだがこの日は見えず。
ハスの花
クレソン(オランダガラシ)とコカナダモ
これはおそらくエビモ
途中で枝分かれしているものがあり、おそらくイヌスギナと思われる。
ガマの穂
川のすぐ脇を歩いてみる。
圧倒的に多いのがこのイグサ。ほとんどこればかりでハマスゲはやはり見当たらない。
オオカワヂシャがまだ咲いていた。
セリの花が咲いていた。
いつものコースを2時間ほどかけて歩いたがやはり探しているハマスゲは見つからなかった。新たな発見もあった。
これはいつも見ているヨモギ
それとは違うヨモギも生えていた。手前になるのはオトコヨモギであろう。葉先が切れ込んでいる。
オトコヨモギが群生している場所がいくつか見つかった。
こんなツル性の植物も発見した。
これはマメダオシ?それともアメリカネナシカズラ?
小さな花を良く見てみる。右側の花は花弁が反り返っている。
花弁の先端部は尖っていないが花弁が反転しているものがあり、これはアメリカネナシカズラであろう。
アメリカネナシカズラとマメダオシの中間のような形をしていて判別が難しいが、生育場所から見ればこれはアメリカネナシカズラの可能性がきわめて高い。オトコヨモギが生えているとなると、探している寄生植物がひょっとしたら生えているかも知れない。来年の初夏にまた探してみたいと思う。