ホソバノキソチドリは山梨県には無いと思っていたのだが、昨年某グループが大菩薩連邦の複数個所でホソバノキソチドリと思わしきラン科の植物を観察してきて写真を送っていただいた。開花している花の上萼片を見てみると開いておらず、これはホソバノキソチドリでまず間違い無いであろう。自分の目で確認してみたかったので午前中の仕事を終わらせて急いで大菩薩連邦に向かう。ところが、駐車場に着いた途端に雨が降り出した。黒い雲が山の上にかかっていて、夕立が来そうである。少し様子を見ていると雨が上がったので出発する。
目指すのは石丸峠であるが、少し遠回りして気になっている花を見に行ってみる。
道路脇にナツツバキが咲いていた。
ナツツバキの花。今年はあちらこちらで花を見た。
林道ゲート到着。短絡に失敗して車道歩きが長くなり、ここまで1時間ほどかかってしまった。
見たかったのはこの白い花。
たくさん咲いている。5~6年前に見つけた時よりも多いかも知れない。
これは白花のウツボグサであろう。
ヤマトウバナの仲間と誤認したのではないかと気になっていたが、これはウツボグサで間違い無さそうである。
葉が赤いマタタビ。これはミヤママタタビであろう。
おそらくオガラバナ
葉がちょっと変わった形をした大きな木があった。
葉の形がハート形をしている。シナノキの仲間であろうが、このあたりにはオオバボダイジュが生育しているはずである。
木の幹は縦にヒビが入っているがあまり剥がれてはいない。オオバボダイジュだと思うのだが確信は持てず。
山の稜線が近付くと空模様が悪くなってきた。そして遂に雨が降り出し、カッパを着る。
霧に巻かれた樹林の中
笹の中から顔を出していたエゾスズラン
目的地の峠周辺は霧に巻かれて薄暗い。雷鳴が轟かないことを祈りながら花を探す。
これは花の切れ込みが細かいカイフウロであろう。
コウリンカが咲いていた。
美しいコウリンカの花
幸運なことに1株だけだがヤマトキソウに出会えた。
探していた花はこれであろう。
まだ完全には花が開いていない。
別株。こちらはちょうど満開である。
花弁は少し黄色味を帯びており、長い距は緩く下向きに曲がっている。
上萼片は開いておらず、兜型をしている。これはホソバノキソチドリで間違いないであろう。
良く似たヤマサギソウは上萼片が開いてバンザイをしているような形になるがホソバノキソチドリは開かずに兜型になる。やはりホソバノキソチドリで間違い無さそうである。個体数はあまり多く無く、ヤマサギソウよりも少ないのではないかと思うがまだ調査が十分では無い。今後はこちらの山系を歩く時は気をつけて観察して行きたいと思う。
次第に空が暗くなり、遂に遠雷が轟き出した。急いで下山する。車道まで下りると空は明るくて落雷の心配は無さそうである。帰り道はまたまた方向を間違えて長い車道を歩くことになってしまった。空が暗くなってきた午後6時半にやっと駐車場到着である。
目指すのは石丸峠であるが、少し遠回りして気になっている花を見に行ってみる。
道路脇にナツツバキが咲いていた。
ナツツバキの花。今年はあちらこちらで花を見た。
林道ゲート到着。短絡に失敗して車道歩きが長くなり、ここまで1時間ほどかかってしまった。
見たかったのはこの白い花。
たくさん咲いている。5~6年前に見つけた時よりも多いかも知れない。
これは白花のウツボグサであろう。
ヤマトウバナの仲間と誤認したのではないかと気になっていたが、これはウツボグサで間違い無さそうである。
葉が赤いマタタビ。これはミヤママタタビであろう。
おそらくオガラバナ
葉がちょっと変わった形をした大きな木があった。
葉の形がハート形をしている。シナノキの仲間であろうが、このあたりにはオオバボダイジュが生育しているはずである。
木の幹は縦にヒビが入っているがあまり剥がれてはいない。オオバボダイジュだと思うのだが確信は持てず。
山の稜線が近付くと空模様が悪くなってきた。そして遂に雨が降り出し、カッパを着る。
霧に巻かれた樹林の中
笹の中から顔を出していたエゾスズラン
目的地の峠周辺は霧に巻かれて薄暗い。雷鳴が轟かないことを祈りながら花を探す。
これは花の切れ込みが細かいカイフウロであろう。
コウリンカが咲いていた。
美しいコウリンカの花
幸運なことに1株だけだがヤマトキソウに出会えた。
探していた花はこれであろう。
まだ完全には花が開いていない。
別株。こちらはちょうど満開である。
花弁は少し黄色味を帯びており、長い距は緩く下向きに曲がっている。
上萼片は開いておらず、兜型をしている。これはホソバノキソチドリで間違いないであろう。
良く似たヤマサギソウは上萼片が開いてバンザイをしているような形になるがホソバノキソチドリは開かずに兜型になる。やはりホソバノキソチドリで間違い無さそうである。個体数はあまり多く無く、ヤマサギソウよりも少ないのではないかと思うがまだ調査が十分では無い。今後はこちらの山系を歩く時は気をつけて観察して行きたいと思う。
次第に空が暗くなり、遂に遠雷が轟き出した。急いで下山する。車道まで下りると空は明るくて落雷の心配は無さそうである。帰り道はまたまた方向を間違えて長い車道を歩くことになってしまった。空が暗くなってきた午後6時半にやっと駐車場到着である。