乙女高原での花の観察を終えた頃には小雨が降り出した。それほどの大降りにはならずすぐに雨は上がった。高原から下りてくると甲府盆地はうだるような暑さである。時刻は午後4時になったがまだ日没には少し時間がある。以前から道路沿いの看板が気になっていた大石山というところに立ち寄ってみる。
大石山。4~5台止まれる駐車場とトイレがある。
ここには色々な奇岩があるらしい。
階段を昇る。
何だか分からないシソ科と思わしき植物
これはイブキボウフウであろう。
階段の脇に岩が現れた。
苔とシノブが着生している。
良く見るとこれはウチワゴケ、シダの仲間だ。
奇岩 名前は付いていないようである。
階段の上に建物が見える。
本堂が立っていた。
その直下に祠があった。
立烏帽子石
浮舟石
ぐるりと周回して車に戻ると汗びっしょり、しかも藪蚊の大群に襲われて4~5ヶ所刺されていた。帰路の途中の道から虹が見えた。
畑の向こうに虹が現れた。
大きな虹で持って行ったレンズでは1視野に収まらなかった。
あまりお目にかかれない植物にも出会った。
背丈は70~80cmほど、ガンクビソウにしては背丈も花も大きい。
これは探しているがまだ出会ったことが無かったオオガンクビソウではないのか?
根生葉は花の時期には散っていることが多いがまだ残っていた。
花の横顔。2cmくらい大きさがある。
正面の顔。まだ黄色くなっておらず開花はしていないようである。
別株。こちらは背丈も花のサイズも少し小さ目
ガンクビソウにしては花が大きい。たぶんこれもオオガンクビソウだと思う。
オオガンクビソウは生育地の情報を花仲間からいただいており、近日東部富士五湖方面に見に行く予定だった。これがオオガンクビソウかどうかはまだ見たことが無いので自信は無いが、これから見に行くものと比べてみて確定したいと思っている。