山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雲海のダイヤモンド富士 富士川町林道  令和1年12月18日

2019年12月18日 | ダイヤモンド富士
 天候が回復すれば高下の白山岳で割れるダイヤモンド富士の撮影に出かけるはずだった。しかし、前夜12時の就眠時の空は雲が広がりとてもスッキリと回復するような空では無かった。早朝5時半、何故か池でおぼれて息が苦しい夢を見て目が覚めた。外の様子を見ると霧に巻かれて空は見えない。しかし、富士山ライブカメラを見ると朝霧高原や本栖湖では富士山が見えている。さて、どうするか?悪い夢を見て目が覚めたので目覚めが悪い、眠い。しかし、ここで目が覚めたのは何かの導きか?ひょっとしたら雲海の上に富士山が出ているかも知れない、と考えて準備して出かける。

 中央道と中部横断道を使って増穂まで移動するが、ずっと霧の中である。高下に登る道を車で飛ばすが、あと10分で現地到着というところまで行ったが全く霧が晴れる様子が無い。これは高下からでは富士山は見えないだろうと判断し、行く先を変更し、さらにその上にある林道まで行くことにする。ダイヤの時間は7時15分ごろだったはず、もはや時間はギリギリである。なんとか7時5分に現地到着し、急いでカメラ2台をセットする。


    雲海が広がった富士川町林道。高下だとギリギリで霧の中だろう。


    2台のカメラのセットが終わると間もなく太陽が現れた。


    もう1台のカメラ。何故か2つ割れのダイヤモンド富士。山頂にかかった雲で割れたらしい。


    雲海のダイヤモンド富士


    綿帽子雲のダイヤモンド富士


    双子のダイヤモンド富士


    雲海に朝日が射し込む


    富士山頂を越えた朝日


    なかなかの景色を楽しむことが出来た。

 迷った分だけ出発が遅れ、ギリギリの到着になってしまったが、雲海越しのダイヤモンド富士をそれなりに楽しむことが出来た。富士川沿いは霧が発生し易く、新道峠と同様に雲海越しの富士山が見られやすい場所である。いつかこんな景色に出会えるだろうとは思っていたが、やっと実現した。しかし・・・苦労して山に登って撮影する毛無山や雨ヶ岳からの雲海ダイヤモンド富士に比べると何か物足りなさを感じてしまう。贅沢だろうか?
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