山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

グンナイキンポウゲ(キンポウゲ科)

2020年10月22日 | キンポウゲ科
 草原や疎林下に生える多年草である。花期は4~5月。グンナイとは郡内地方のことで、山梨県東部富士五湖地方を指す。三ツ峠を中心とした御坂山系に生育しており個体数はそこそこにある。ウマノアシガタに良く似ているが葉柄や茎に毛が多く、根生葉の葉の先端部が尖らずに円みを帯びる。


    グンナイキンポウゲ 令和2年6月 三ツ峠で撮影


    同上 


    同上 雨天だったために撮影が不十分。

 他の御坂山系にもグンナイキンポウゲと思わしき花が咲いていたが、確定には至っていない。

 ➡山梨県の絶滅危惧のキンポウゲ科植物一覧に戻る
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カリガネソウ(シソ科)

2020年10月21日 | 絶滅危惧種
 低山の林縁に生える多年草である。花期は8~9月。群青色鮮やかな花の色に似合わず、強い便臭のする悪臭がある。道路や林道脇などの普通のところに生えているが個体数は少ない。山梨県では甲斐市と身延町で生育が確認されているが山梨市でも発見された。いずれの場所も個体数は少ない。

 2017山梨県絶滅危惧ⅠB類 2017環境省- 山梨県指定希少野生動植物種


    カリガネソウ 令和2年8月 甲斐市で撮影


    同上


    用水路に垂れ下がるように咲いていたカリガネソウ


    カリガネソウの花


    釣竿を垂らしているような雄しべと雌しべ。群青色の美しい花だが匂いは・・・!?


 ⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
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ヒツジグサ(スイレン科)

2020年10月21日 | 水生植物
標高の高い古い池や沼に生育する多年草の水草である。花期は7~9月。ヒツジグサの名の通りに未の刻(午後2時~3時ごろ)を中心に日が高く昇った頃に花を開き陽が陰ると閉じる。かつては甘利山椹池にたくさん生育していたらしいが現在ではその姿は見当たらない。貧栄養の沼地や池を好み、コイやフナなどの魚類が生息する場所での生育は難しい。それらの魚類が根を食べることもあるが、魚類の糞から発生するリンなどの栄養素で富栄養の水質に変わるためとも言われている。

    ヒツジグサ 令和2年8月 韮崎市で撮影

    同上 トリーミング画像

    同上 木々を映す水面に浮かぶヒツジグサ

    同上

    同上

    トリーミング画像

    ギンヤンマとヒツジグサ






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ベニバナヤマシャクヤク(ボタン科)

2020年10月20日 | その他の植物
 山地の落葉広葉樹林の林床に生育する多年草である。花期は6月。山梨県では富士山麓の他に極限られた場所に生育しており、個体数はあまり多く無い。鹿の食害と盗掘からこの花を守るために自費で広大な敷地を保護柵で囲った場所があり、その熱意と努力に敬意を表したい。


    ベニバナヤマシャクヤク 令和1年6月 富士山麓で撮影


    同上


    同上 上から見た花


    同上 あまり人が行かない森の中にひっそりと咲いていた。


    令和1年6月 自主的に設置された保護柵の中に咲いていたベニバナヤマシャクヤク


    同上 富士山のものに比べて色が薄くて上品な印象を受ける。


    同上


    丁寧にカウントされており、目印の棒が立てられている。よくぞここまで。素晴らしい!


 ⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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ハコネコメツツジ(ツツジ科)

2020年10月20日 | ツツジ科
山地帯~亜高山帯の岩場を好んで生育する低木である。花期は6~7月。花は筒状鐘形で先端部は5裂し(5枚の花弁)、雄しべは5本ある。花筒の外側には密に毛が生える。山梨県では御坂山系と奥秩父山系に生育している。良く似たチョウジコメツツジは花筒の先端部が4裂(4枚の花弁)し、雄しべは4本、花筒の外側には毛が無い点で区別できる。分布域は八ヶ岳と南アルプスで、ハコネコメツツジとは住み分けている。

    ハコネコメツツジ 平成28年7月 十二ヶ岳で撮影

    同上 岩の上を好んで生育する。

    花の拡大。花弁は5枚で花筒には密に毛が生えている。

    令和1年7月 本社ヶ丸で撮影。もう花は終盤で大部分散ってしまっている。

    同上 傷んでいる花。

    同上 花弁の枚数は判別できないが花筒に毛が密生しておりハコネコメツツジと分かる。

    チョウジコメツツジ 平成30年7月 八ヶ岳で撮影。遠目ではハコネコメツツジとの区別は難しい。

    同上 花を見てみると花弁が4枚、雄しべは4本である。時として花弁が薄紅色に染まる。

    チョウジコメツツジ 平成30年7月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。

    同上 4枚の花弁と4本の雄しべ、そして花筒には毛が無い。






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南部町の渓谷を探索するが・・・危険!  令和2年10月18日

2020年10月19日 | シダの仲間
 南部町の渓谷の中に珍しいシダがあるとの情報をいただいた。しかしその場所はかつての遊歩道が数ヶ所で崩落していて数年前から通行不能となっている場所である。行けるのかどうか、かなり心配で、ネットでいろいろ調べたがここ数年の記事は沢登りの人たちの遡上記録以外はほとんど出て来ない。行けなければ諦めるしか無いが、久しぶりのヘルメット装着と10m、30mの2本のザイルを持って自己責任でこの渓谷に入ってみる。


    久しぶりのヘルメット装着とザイルを2本持ってのバリアンスルート装備で渓谷に入る。


    倒木があるが途中までは渓谷の遊歩道が使える。


    こんなところにこんな網目模様の美しい植物が生えていた。


    キヨスミヒメワラビ


    尖った白い鱗片が特徴的で、南部町の渓谷沿いでは良く見かける。


    タチシノブもたくさん生えていた。


    問題の崩落地がここである。向こうに遊歩道の柵が見えるがこの斜面はとてもではないが進めない。

 現れた崩落地をそのまま直進することは危険すぎて出来ない。そこで少し戻って緩そうな斜面から河原に下りれないかどうか探ってみる。途中までは行けるが最後の渓谷に下りるところは断崖絶壁である。ザイルで懸垂下降したとしてもその下はゴルジュの深い淵になっている。下りられそうもない。道に戻って崩落地を大きく上に回り込んで越えることにする。


    渓谷の河原に下りられそうな場所を探っている時に見つけたエビネ。


    苔の生えた倒木に生えていたエビネ。10株以上生えていた。来年は花を見に来てみたいがそれなりの覚悟とヤマヒルが・・・。


    クモキリソウも生えていた。


    崩落地を回り込んで下りると反対側に細い沢があった。


    その脇に生えていたのはエビネでは無くてオモト。


    そしてこちらの沢の中にもこの葉が数株生えていた。

 崩落地を越えるにも斜面が急でもちろん踏み跡など無く一苦労である。そして遊歩道にたどり着きその先に進むが、またまたスッパリと崩れ落ちていて遊歩道は崩壊していた。河原まではまだ40~50mくらい下りなければならない。落ちたらかなり危険、ここで30mザイルを取り出し、脆そうな支点しか取れないので3ヶ所で固定してザイルを頼りに崖を15mほど下降する。その先はなんとかザイル無しで下りられそうだ。下りたは良いか登れるのか?少しばかり不安がよぎる。


    ザイル下降した先にあった遊歩道の残骸。かつては普通に下りられたのだろう。


    降り立った渓谷。深いゴルジュでとてもではないが側面からは降りられなさそうだ。


    大きな滝が流れ落ちている。別の世界にでもさまよい込んだ様な景色だ。


    先ほど立ち寄った小さな沢も側面から滝になって流れ落ちていた。


    花の終えたアケボノソウ

 さて、だいぶ手間と時間がかかったがなんとか目的の渓谷までは降りることが出来た。時刻は午後2時、帰りの崖登りに苦労するであろうから3時には引き返したい。探索時間は1時間ほどである。目的のシダは見つかるであろうか?


    たくさん生えていたこのシダ


    イヌチャセンシダ


    裏側の翼を確認。この渓谷はイヌチャセンシダの宝庫だった。


    後ろに見えるのが滝だったが白飛びしてしまった。このシダは苔の生えたこんな渓谷沿いの湿った場所を好んで生育している。


    目的のシダは数株だけ出会うことが出来た。手前にあるシダと向こうのサジランに隠れているシダ。


    オクタマシダ。一見するとコバノヒノキシダに良く似ているが、こちらのほうが大型、かつ葉が厚くて固い。


    別株。微妙に高い位置に生えており三脚がうまく立たずブレてしまった。


    別角度から撮影。既に痛んでしまっていて状態があまり良く無い。


    裏側からは向こうに滝が入る良い角度で撮影出来た。本日のベストショット。


    包膜のある長楕円形のソーラスは裂片の中央付近に付着する。裂片の形は切れ込み方がコバノヒノキシダに比べて不規則である。

 なんとか目的のオクタマシダに出会うことが出来た。もう少し周辺を探索したかったがあっという間の1時間で3時を過ぎてしまった。たぶんもっとあるはずだし、葉も痛んでいたので是非とも再訪したい、と言いたいところだが、ここまで下りるにはそれなりの覚悟をしてこない来れない。しかし素晴らしい渓谷なので、シダの状態が良い夏のシーズンにヤマヒル対策を施しながらなんとか再訪してみたいと思う。


    手強い渓谷だったが収穫は十分だった。



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ヒメスズムシソウ(ラン科)

2020年10月19日 | ラン科
 亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に生育する多年草である。花期は6~7月。生育地での個体数は少ない。山梨県では2017年に発見され、2019年に専門家を交えた調査と遺伝子解析が行われヒメスズムシソウと確定された。そして2020年1月に山梨県指定希少動植物種(指定種)として追加指定された。全国的には4~5ヶ所での生育が確認されているが山梨県に生育している個体は個体数、生育状況とも良い状態にある。


    ヒメスズムシソウ 平成29年7月撮影 発見された当初の個体。


    同上 ジガバチソウに似るがヒメスズムシソウは唇弁が下向きに反り返る。


    同上 


    令和1年7月撮影。上記と同じ場所の個体。個体数は変わっていないが、手前にある草がむしり取られている。撮影のためにむしる者が居るのは残念である。


    同上


    同上 時として数株固まって咲くことがある。

 きわめて稀少な種であるので今後の保護対策が重要であろう。


 ⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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ムシトリスミレ(タヌキモ科)

2020年10月19日 | その他の植物
 亜高山帯~高山帯の湿り気の多い岩場や草地に生育する多年草の食虫植物である。花で虫を捕食するのではなく粘性のある葉の表側で捕食する。花期は6~7月。紫色の花は一見スミレのようで美しいが花の中はグロテスクである。山梨県では八ケ岳に生育しており個体数はあまり多く無い。


    ムシトリスミレ 平成29年7月 八ヶ岳で撮影


    同上 拡大。粘液の付いた葉で虫を捕える。


    同上 草地の中に生えた個体。


    平成28年6月 八ヶ岳で撮影。岩の隙間に生えた個体。


    同上


    平成28年6月 八ヶ岳で撮影。草地の中に生えた個体。


 ⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定指定種について

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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タガソデソウ(ナデシコ科)

2020年10月19日 | ナデシコ科
 山地の落葉広葉樹林の林床に生育する多年草である。あまり群生せずにパラパラと咲いており、目立たない花である。花期は5~6月。山梨県での生育地は北杜市の山域の極一部に限られているが個体数はそこそこにある。


    タガソデソウ 平成27年5月 北杜市で撮影


    同上 この年は比較的たくさん咲いた。


    同上 タガソデソウの花。地味な花で目立たず、絶滅危惧種とは思えない。


    平成27年5月 駒ケ岳神社の境内に咲いていた花。今はこの場所では見られない。


    平成25年6月 北杜市の山域で撮影。


    同上

 ➡山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧

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クモイコザクラ(サクラソウ科)

2020年10月17日 | その他の植物
 山地帯から亜高山帯にかけての湿気のある岩場に生育する多年草である。花期は5~6月。奥秩父、南アルプス、八ヶ岳に生育するものをクモイコザクラとする書もあるが、山梨県レッドデータブックでは御坂山塊に生育しているものもクモイコザクラとして取り扱っている。クモイコザクラとコイワザクラの違いは葉の大きさと切れ込みの深さ、葉と茎の毛の量と言われているが場所によって様々で区別できないものがある。


    クモイコザクラ 平成26年5月 南アルプス鞍掛山で撮影


    同上


    同上 やや湿った岩の隙間を好んで生育している。


    令和1年6月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。


    同上 岩の隙間に生育


    同上 南アルプスの個体は葉が大き目で葉の毛が少ないが葉脈が窪んで目立つ傾向がある。


    令和1年5月 八ケ岳地獄谷で撮影


    同上 この場所では岩壁から垂れ下がるように生えている。


    同上 八ヶ岳の個体は葉が大きくて毛が少なく、葉脈があまり窪まずに平らな葉のものが多い。


    平成30年6月 瑞牆山で撮影。高い岩の隙間に生えていて近付けず。画像で見る限りでは葉の様子は八ケ岳のものに似ている。


    令和2年6月 奥秩父山系乾徳山で撮影。


    同上 この場所は個体数が少ない。


    同上 ここにある個体は葉が小さ目で毛が生えており、葉脈が目立つ。奥秩父山系ではあるがコイワザクラに近い形態をしている。

 おそらくは高度や気温、地質などの環境により地域的な変化のある同じ種類の花を見ているのではないかと考えている。さらに観察と検討を続けたいと思う。


 ➡山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧

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サクラソウ(サクラソウ科)

2020年10月17日 | その他の植物
 山地帯の湿気のある樹林下や草原に生育する多年草である。花期は4~5月。自生のものよりも園芸種を見かける機会のほうが多いであろう。山梨県では八ケ岳周辺および富士山周辺に生育しているが個体数はあまり多く無い。


    サクラソウ 令和2年5月 清里で撮影


    同上


    同上 やや湿った場所を好み、近くに沢が流れている。


    同上 この場所は笹が生い茂り、飲まれてしまいそうである。

 ➡山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧

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ユキワリソウ(サクラソウ科)

2020年10月17日 | その他の植物
 山地帯から亜高山帯の湿気のある岩場を好んで生育する多年草である。山梨県では甲斐駒ケ岳周辺の渓谷や山上の岩場に生育している。花期は5~6月。やや紫色がかった花を茎の先に数輪咲かせ、葉がヘラ状なのが特徴である。


    ユキワリソウ 平成26年5月 尾白川で撮影


    同上 滝の流れる岩壁に群生しているが手の届くところにはほとんど生えていない。カエデの形をした葉はダイモンジソウ。


    平成27年5月 同じ場所で撮影


    同上 年によって当たり外れがあるが、個体数はあまり変わっていない。


    平成27年5月 別の場所で撮影。岩棚に隠れるように咲いていた個体。葉の形がヘラ状長楕円形であるのが特徴。

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クリンソウ(サクラソウ科)

2020年10月17日 | その他の植物
 山地帯の湿地に生育する多年草である。花期は6~7月。サクラソウの仲間では大型で、しばしば大群落を形成する。南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、大菩薩山系など広範囲に生育し個体数は多い。


    クリンソウ 平成25年6月 瑞牆山で撮影


    同上 富士見平小屋の管理人さんたちの手によって手厚く保護されている場所。


    平成30年5月 甘利山椹池で撮影。


    平成30年5月 甘利山大笹池で撮影。


    同上


    同上 見事な大群落を形成している。一部が鹿の食害に遭っていた。


    令和1年6月 大菩薩連邦焼山峠で撮影


    令和1年6月 ハマイバ丸で撮影


    同上 大群落を形成している。鹿の踏み跡が多数あるが食害には遭っていない。


    クリンソウの花

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シコタンハコベ(ナデシコ科)

2020年10月17日 | ナデシコ科
 高山帯の岩場や砂礫地に咲く多年草である。花期は7~8月。小さな白い花はなかなか一斉には咲いてくれず、同じ株でも少しずつ咲いて行く。新鮮な個体では白い花弁に赤い葯がアクセントを添えている可愛らしくて美しい花である。山梨県では八ケ岳と北岳に生育しており、生育場所は限られているが生育地での個体数は比較的多い。


    シコタンハコベ 令和1年8月 八ヶ岳で撮影


    同上 岩の間や砂礫地を好んで生育している。


    シコタンハコベの花。なかなか一斉には咲いてくれない。


    令和1年8月 八ヶ岳の別の場所で撮影。


    同上 赤い葯がアクセントを添えている。


    平成30年9月 北岳で撮影。そこそこに個体数はある。


    同上 訪問時期が遅かったうえに悪天候で撮影はままならず。

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山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧

2020年10月17日 | 絶滅危惧種
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されているナデシコ科の植物は以下の通りである。

山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR)

 タガソデソウ (2005山梨県CR 2017環境省VU)
    

 タカネマンテマ (2005山梨県CR 2017環境省CR)
    

 シコタンハコベ (2005山梨県CR 2017環境省VU)
    

絶滅危惧ⅠB類(EN)

 タカネビランジ (2005山梨県EN 2017環境省-)
    

山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU)

 オオビランジ (2005山梨県VU 2017環境省NT)
    


2018年版山梨県レッドデータブックに登録されているサクラソウ科の植物は以下の通りである。

山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR)

 ユキワリソウ (2005山梨県CR 2017環境省- )
    

山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU)

 クリンソウ (2005山梨県VU 2017環境省-)
    

 サクラソウ (2005山梨県VU 2017環境省NT)
    

山梨県準絶滅危惧種(NT)

 クモイコザクラ (2005山梨県NT 2017環境省VU)
    


 これらのうちタカネマンテマ、タカネビランジ、ユキワリソウ、クモイコザクラの4種が山梨県特定希少野生動植物種(特定種)に指定されており、採取や移動、売買が禁止されている。


 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~


 ⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定種について

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