おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

駅名の不思議

2005-12-06 23:16:57 | 世間世界
 たまたま乗り合わせた電車。京急。ぼんやりと座席に座って、駅名案内板を見ていると、一風変わった駅名が目に付きました。
 「雑色」は、貴族社会での下層役人階級の職名のような気がします。それがどうして蒲田付近に残っているのでしょうか? 「梅屋敷」なんていうのも、曰わく因縁がありそうな駅名です。不思議なのは、「品川」を出て次の駅が「北品川」。どう見ても、電車は南に向かって走っているような。本来は、南品川という感じですが。もともと東海道・品川の宿の位置と関係がありそうな。
 「新馬場(しんばんば)」。「青物横丁」なんていうのも、興味深い駅名です。「六郷土手」。多摩川の手前にあるからなんでしょうが、「六郷」というのはあの辺一帯。どういういわれがあるのですかね。
目を京成電車に向けると、「お花茶屋」があります。これも何か物語がありそうな。「青砥」。これは青砥藤綱にちなんだ駅名ですか。「白波五人男」で川にお金を落とした人物ではなかったかしら。そのあたりの地名の「青戸」との違いが面白い駅名です。
 そういえば、かつて東武伊勢崎線で、「玉の井」という駅名が、「東向島」と改名されたことがありました。かつての遊郭の地というイメージが強いので、地元の意向で改められたようです。
 「東向島」というのも何だかありきたりで、前の駅名に比べると、意味深い感じがしませんが、しかたがないのでしょうね。最近では、耐震強度偽造マンションがあることで、「東向島」という地名が全国版になりました。皮肉なものです。
 「曳舟」も川の名。荒川放水路が出来て分断されていますが、墨田から遠く足立のほうまで続く用水路のようです。「八広」も、以前は「荒川」と言っていたらしい。たしかに荒川の鉄橋の手前にあるので、そういったのでしょうが、今は、末広がりの縁起をかついで、「八広」にでもしたのでしょう。
 まあ、ぼっと見ていただけなので、あんまり根拠がありませんが、駅名も世の流れにつれて、また変わっていくのでしょうか。暇なひとときでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする