おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

軍事大国化のお先棒を担ぐM党のMくん

2005-12-28 23:12:36 | 平和
 コイズミさん。私は中国を脅威と言ったことはない、発展を歓迎するとは言ったが、と。さすが策士。腹でどう思っているかはおくびにも出さず、「私は日中友好派」だと。これで、公明党・創価学会も一安心。これもコイズミ流の計算ずく。
 さらに、自民党内でも麻生さんなど一部の政府首脳を除いて、「中国脅威論」発言を批判し、「脅威」の対象ではないと発言している。学会婦人部の投票によって当選を果たした山崎さんも発言、学会婦人部を安心させた。
 なにしろ前回の選挙、女性問題で総すかんを食って、見事に落選したコイズミさんの盟友・山崎さん。このため、今回はどうしても当選するために、かつての学会批判の言動を学会幹部の前で土下座して平謝り、あげく「異体同心」とまで言いきって、学会票をもらった。そうした経緯があるのか、この際、親中国で、中国首脳とパイプが太い、創価学会の意向を受け止め、改めて明確な発言をしたのだろう。
 その批判の対象は、M党のMくん。Mくん、アメリカでの講演で「中国脅威論」を展開。自分の信念かどうか分からないが、政治音痴ぶりを見事に世日本のみならず世界に明らかにした。
 政治の世界、特に国際政治では、特定の国名をあげて「脅威」とレッテルをはるのは、その国が「軍事的」に「脅威」ということ。つまり、軍事的脅威に対しては「軍事的に対応する」という意味が込められているとみるのが常識。まして、隣国であり、経済的な市場として発展段階にある中国を「(軍事的に)脅威」としたのでは、国家間の対立を煽るばかりで、経済的にもマイナスは当然。 
 一方で、日本の軍備増強(核兵器保有も辞さず、という強硬派がじわじわと発言力をもちつつある日本の保守派の状況)を叫ぶ人々には大きな援軍となった。野党第1党の党首が発言したのだから。よりによって、アメリカに於いて。
 「戦争(軍事)は政治そのもの」であるのだから、さっそく、コイズミさんも批判し、他の有力政治家も、批判的言辞を述べた。M党内からも党首発言の重み、今後への政治的・外向的影響を察知し、慌ててそれはM党の方針ではない、と火消しに必死になった。
 当の本人、Mくん、未だにことの本質が分からないのか、ぼんやり時を送っている。時々真意は違うとか、英語ではそう訳さないとか・・・。ホントにバカですなあ、Mくんは。
 政治家は、海千山千。相手の発言の言葉尻をとらえてねじ曲げ、攻撃するのが商売みたいな輩。この間の総選挙で、いやっと言うほど味わったはずなのに、全くの素人政治家。さっそく、いいとこ取りで、防衛「庁」を防衛「省」にするのは今しかないとまでコイズミさんに言われる始末。
 いやはやMくん。さっさと自民党に入党して、政治のイロハ、駆け引きのイロハから手に取って教わった方がよろしいですよ。例のお騒がせ・軽薄新人議員と一緒に。
コメント (2)
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