おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

買い物に高齢化社会の一端を知る

2005-12-29 22:41:00 | 世間世界
 久々に近所のスーパーに買い物に出かけました。
 恥ずかしい話、帰りも遅いことが多く、ふだん、買い物は同居人がしておりましして。小生、最近は、ほとんど買い物のつきあいすらないまま。かつては、育児だの何だので、せっせこと買い物の手伝いなどもしたほうでしたが。
 暮れの忙しさのなかで、ちょっと頼まれまして、夕方、近所の店に出かけたのですね。けっこう店内は混んでいまして、頼まれたもの(といっても、正月に飲む酒類を適当に見つくろって、買ってきてというだけでしたが)を買ってレジに並びました。なかなかの長蛇の列。年末ということで、正月用品やら何やらたくさん買いこんでいます。毎年変わらない光景でしょうか。
 手持ち無沙汰であたりを見回すと、お年寄りが多いことに気づきました。それも一人暮らしなのでしょうか、細かな品々を(食料品も少々、ほんのひとつまみという感じですか)買っています、それもためつすがめつ、色々品物を取っては置き、また同じものを取っては置き、買いあぐねている老女。
 また、何を買うわけでもなさそうに、店内を歩いている老人。人の買った物をのぞき込むようにしている人もいます。改めて店内を見回すと、ほとんどが年寄りでした。勿論、小生もその一人。気だけは若そうに見えても外見はまったくの老人。お互いにそう思っているのでしょうね、何でこれほどジジ・ババが多いんだ!
 若者、ましてや若夫婦の姿などは、ほとんど見当たりません。夕方の6時過ぎ。とっくに買い物は済ませたのか、それとも、もっと遅くなってようやく買い物に来るのか。そうではなくて、もっと安い店に行っているのか、(しかし、この店はけっこう安い、と近所の評判ですが)。
 そもそもこの地域には若夫婦などはいなくなってしまったのか。さもなければ、お正月は海外でもということで面倒くさい正月の買い物は省略してしまうのか・・・。
 ついこの間、まだまだ小さい孫の買い物の手伝い(といっても、荷物が多いので車を出してくれというだけですが)を息子の嫁はんに頼まれて、「何とかホンポ」とかいう店に行きました。迷い、迷いしてやっと着きました。嫁はんの話ではきょうはとても空いてるということでした。そこには、さすが、お腹の大きな女性、それに寄り添う男性、たしかに若い夫婦が目立ちました。
 しかし、小生のようなジジ・ババの姿も目に付きました。孫の買い物の手伝いということでしょうね。おもちゃなんかをねだられて(本人よりも娘か嫁にでしょうが)を買わされているのでしょうか。
 駐車場を出ると、車の運転にはまた年寄りが多いこと、多いこと。どうみても小生よりも10も20も多そうな老人が正面からやってきます、後ろからついてきます・・・。結局、半日仕事でした。
 レジを済ませて、家路をたどりながら、もしこの地域に若者の姿が少なくなり、年寄りばかり目立つようになったら、どこのお店もどういうふうに経営していくのだろう、などと思いました。
 すでにとっくの昔からそうなりつつあったのでしょうか、老人社会になってしまったのは。気づかなかったのは小生の迂闊でした。
 そういえば、学校も休みなのに、子どもたちの明るい騒がしい声が、ほとんど聞こえなくなっているような気がします。高齢化社会というのは、自分の年齢の加速だけでなく、地域ぐるみの衰えなのでしょうか。
 それにしても、一人暮らしのお年寄り、(もしかすると、自分のそう遠くない未来であるかも知れませんが)の日々の暮らしのありようは、どのようなものなのでしょう。ちょっと買い物帰りの年寄りの後をつけて、その生活を垣間見たくなりました。
 でも、今のご時世、そんなことでもしたら、即、警察官がきて逮捕されそうです。
コメント
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