来た道を振り返る。
先に見える信号までは「車両通行止め」区間が続きます。
よく見ると、杉並木には細い木や傾いた木などのばらつきが。
(10:51)ここまでが「車両通行止め」区間。振り返って望む。
ここから車両も通行する杉並木街道に。それほど車の台数は多くないですが、道路脇に身を寄せて車を回避。
(11:00)左が開けてきて家々や田畑が見えてきます。
道ばたには、土に埋もれた「庚申塔」など。
どこまでも続くかのような杉並木。
この付近では右側の杉並木が街道から少し離れています。はて?
振り返って望む。
(11:15)「地震坂」にさしかかります。
昭和24年12月26日、今市市《注:合併→日光市今市》を中心に突如大地震が起こり、地すべりにより杉並木が移動した坂で別名「地すべり坂」とも呼ばれる。
本来の街道は、この上にあった。 日光東照宮
カーブしていた道がまっすぐになってしまったようです。
つい先日、北海道で起きた震度7の大地震。胆振地方での大規模な山崩れが想起され、辺りを見回すと、杉の巨木が並んでいます。ここで、大地震に遭遇したらひとたまりもない、くわばらくわばら。自然と足早になります。
この先も、心なしかかなり上の方に杉並木。
その先で急に曲がって下り坂になり、車は日光方面と鹿沼方面とに分かれます。なお、それまで街道の左側奥を走っていた「東武日光線」はこの付近で短いトンネルを通過し、今度は街道の右側遠くを進み、さらにJR線を越えて、「下今市」駅に向かうことになります。
右か左か迷いましたが、一方通行の道路標識に従って左の道へ。
右手を回り込むように下り、再び道が一つになります。
振り返る。
杉並木は右手の道(写真では向かって左)に沿って続いているので、右に行くべきでした。
(11:27)前方に「日光宇都宮道路」が見えてきます。
緩やかな下り坂が続きます。「日光宇都宮道路」方向を振り返る。
右側が開けてきます。「JR日光線」が右手に。
(11:33)その先、左手に「室瀬一里塚跡」碑があります。「日光例幣使街道」最後の一里塚。「江戸日本橋より小山・壬生を経て凡二十八里」と書かれていますが、実際は31里目のようです。