(11:33)いよいよラストスパート。でも、雨が激しくなってきます。
苔むした古木。しかし、根元が空洞化しているのも目立ちます。
木の間越しに田園風景が広がります。
路傍の草花。
「日光杉並木街道 ←特別保護地域・保護地域→」。
振り返って望む。
根元が剥き出しになってしまった古木。かなり無残なさま。
「一里塚跡」からかなり来ましたが、JRの踏切はまだ見えず。
(11:59)ようやくJR日光線の踏切に。
右手には家々が立ち並びはじめます。市街地に入ってきます。杉並木街道はもう少し続きます。
(12:06)右手奥に「日光街道(日光道中)」の杉並木が見え始めます。
「日光街道(日光道中)」の「杉並木」を歩いたのは、一昨年の7月のことでした。
「日光街道杉並木」を振り返って望む(当時のもの)。
雨宿りをかねて、追分の手前にある四阿で小休止(5分)。左手奥を行ったところにJR線「今市」駅。
いよいよ「小倉町」交差点・追分の標示が。
前方が明るくなってきて、「日光街道」と合流する「追分」へ。
(12:18)合流点の右手に「追分地蔵堂」。
「例幣使街道(壬生道)」を振り返る。
右手から来る「日光街道」。
着いたとたんに雨風が強くなり、軒先で雨宿りをして、東武線の「下今市」駅に向かいます。
杉並木が強い雨風を防いでいてくれたことを実感し、感謝・感謝です。
日光へ向かう道。 左手が「日光街道」、右手(車のかげ)が「例幣使街道(壬生道)」。
(12:27)「下今市駅」。雨宿りする観光客でいっぱい。
SL「大樹」の運転日となっていて、なおさら人がたくさん。
レトロな駅舎。 階段にはSLの絵柄が。
駅前には食事をするところも見当たらず、そのまま上り電車を待ちます。目の前に「大樹」が停まっています。
最終日は雨のせいであわただしく終わりました。晴れていれば、食事をしたり、辺りを散策したかったところですが、残念!
「大樹」には乗ってみたいものです。半世紀も前、大学生の頃、会津若松に行くとき、SLに乗ったという遠い記憶が蘇ってきます。
「驛市今下」。
転車台。
運転区間。
駅名の由来
日光山の表玄関であり、日光街道・日光例弊使(れいへいし)街道・会津西街道の分岐点にあたるこの地は、室町時代の末頃は「今村」と呼ばれた小村でしたが、日光山の寺領となったのを期に毎月定例日に「市」が開かれ、「今市」といわれるようになりました。当時は、上町・中町・下町があり、それで駅名に「下」の字が付きました。
駅もレトロに生まれ変わりました 下今市駅
SL大樹の起点となる下今市駅は全面的にリニューアルを行い、かつてSLが走っていた時代を思わせる昭和レトロな駅舎に生まれ変わりました。
また、構内にはSLの日常の点検等を行う下今市SL機関庫を新設するとともに、SLの雄姿を間近で見学できるエリアを整備するなど、下今市駅を中心として地域の観光拠点性向上を図り、日光・鬼怒川温泉エリア全体の地域活性化を目指します。
(以上、「東武鉄道SL復活運転プロジェクト」公式サイトより。)
「小山」(「日光街道・喜沢追分」)から「楡木」(「例幣使街道」との合流点)まで「壬生道」を歩けば、「壬生道(日光西街道)」を完歩となるので、次回は、そこを歩くことにします。