おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

いつか爆発しそうな閉塞感

2010-04-17 20:55:05 | つぶやき
 ヤマダ電機が新宿西口にオープン。職場でも話題になっていました。新聞報道では、開店の10時には一万人もの人が並んだ、と。中には安く買ってネットなどで転売し、利益を上げる、そういう目的で買うため、またそう言う業者?にバイトとして並ぶ人もいるとか。
 それにしてもまさに「狂想曲」という感じです。地元も歓迎とか。この家電販売競争。ヤマダ、ビック、ヨドバシ・・・、安値合戦でチキンレースの様相に。それを煽るマスコミ。人々の躁状態。
 そういえば、昨日は村上春樹さん(61)のベストセラー小説「1Q84」の第3巻に当たるBOOK3が発売されました。東京や大阪などの書店では開店時間を繰り上げて早朝から販売を開始し、初日から売れ行きは好調。
 版元の新潮社は同日、10万部の増刷を決定したという。これも発売前から大騒ぎで、本屋さんの店頭に人々も殺到しました。
 こうした社会現象には、何だか恐ろしい感じがします。政治も経済もいろんな面で行き詰まっている日本(世界も)。暮らしはいっこうによくならない、未来は暗い、青年も壮年も老人も、行き先不安の中で、あてもなくうごめいている、そんな時代状況。
 今、日本人は、閉塞感をぶち破るイベント(マスコミなどによって意図的に操作されるかもしれない)を求めている、といったような・・・。
 「大衆ファシズム」なんて言葉はありませんが、大衆という得体の知れないモノによって時代が動いていく、それも明るい方向ではなくてますます窮屈な社会に・・・。そんな気がして不安になってしまいます。
 膨大にふくれあがっていく大衆の流れに乗り遅れないためについていく、そのことによって、自らの存在基盤を失っていく・・・。
 閉塞感を打破するために、蓄積されたマグマが爆発する・・・。何でもかんでも「たちあがれ」とわめき立てることよりもここで少し「たちどまって」思索することも大事なような気がします。
 写真は、春さ中とは思えないような、冷たい小雨にぬれる東大の赤門。アカデミズムの権化の東大。一方で、東大卒でも就職難の時代が来ている、とか。
 かといって、今の青年達には、目先の利害損得にとらわれない、柔軟でしたたかな教養・学問をしっかり身につけていってもらいたいものです。
 

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