恥ずかしながら、去年までイングマール・ベルイマン作品を観たことがなく、何年かホコリをかぶっていた「ファニーとアレクサンデル」のDVDを観て感銘を受け、それからというもの、DVDを買い込んでは時間のある時に観ているような状況である。
今のところ、初期の作品だけだが、おぼろげながら、監督が取り組んできたテーマが分かってきたような気がする。
(以下、ネタバレにご注意)
私の見る限り、大きなテーマはやはり「死」である。
それは自分自身の死(「第七の封印」)であることも、他者、例えば肉親の死(「処女の泉」)であることもある。
いずれの場合も、死は避けられない運命として降りかかってくる。
自分自身の死は、それに至る過程が問題となるわけだが、他者の死の場合には、それが過ぎ去った後も登場人物の心に深い傷(トラウマ)となって残り、これが映画の中で執拗なほど描かれている。
私見では、ベルイマン監督の初期の作品においては、ベルイマン流の「トラウマ対処法」のようなものが示唆されているように思える。
今のところ、初期の作品だけだが、おぼろげながら、監督が取り組んできたテーマが分かってきたような気がする。
(以下、ネタバレにご注意)
私の見る限り、大きなテーマはやはり「死」である。
それは自分自身の死(「第七の封印」)であることも、他者、例えば肉親の死(「処女の泉」)であることもある。
いずれの場合も、死は避けられない運命として降りかかってくる。
自分自身の死は、それに至る過程が問題となるわけだが、他者の死の場合には、それが過ぎ去った後も登場人物の心に深い傷(トラウマ)となって残り、これが映画の中で執拗なほど描かれている。
私見では、ベルイマン監督の初期の作品においては、ベルイマン流の「トラウマ対処法」のようなものが示唆されているように思える。