日本の医療制度はイギリスやアメリカと違う?
コロナ問題で、「(日本の病院のうち約7割を占める)民間病院の機能不全」が指摘されるようになったが、自由業の筆頭に挙げられる医師という職業は、海外でもやはり自由業に属しているのだろうか?
ちょっと調べてみると、必ずしもそうではないことが分かる。
上に挙げた文献によれば、イギリスの病院はすべて国営病院で、病院で働く専門医は全て公務員だそうである。
また、ドイツは病院の約8割、フランスは約6割が国公立である。
つまり、医師が、純粋な「自由業」(その条件には、財政的独立性が含まれる)であるという発想は、当然には成り立たないのである。
思えば、安藤昌益も本居宣長も本業は医者だが、今で言うと漢方医に入るわけで、「病床が埋まっていないと採算がとれない」現代の病院の医者ではなかったのである。
コロナ問題で、「(日本の病院のうち約7割を占める)民間病院の機能不全」が指摘されるようになったが、自由業の筆頭に挙げられる医師という職業は、海外でもやはり自由業に属しているのだろうか?
ちょっと調べてみると、必ずしもそうではないことが分かる。
上に挙げた文献によれば、イギリスの病院はすべて国営病院で、病院で働く専門医は全て公務員だそうである。
また、ドイツは病院の約8割、フランスは約6割が国公立である。
つまり、医師が、純粋な「自由業」(その条件には、財政的独立性が含まれる)であるという発想は、当然には成り立たないのである。
思えば、安藤昌益も本居宣長も本業は医者だが、今で言うと漢方医に入るわけで、「病床が埋まっていないと採算がとれない」現代の病院の医者ではなかったのである。