Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

包括的な受容(2)

2021年09月24日 06時30分48秒 | Weblog
映画「トゥルーノース」公式サイト
 「北朝鮮強制収容所。世界で最も過酷な場所で、希望を捨てずに生き抜こうとする者たち。
 「世界の映画祭で絶賛された真実の物語

 「Happyーしあわせを探すあなたへ」の総合プロデューサー・清水ハン栄治さんが監督を務める衝撃作。
 この映画は絶対にアニメーションでなければならない。
 というのは、実写にしてしまうと、殆どの人がまともに観ることが出来ないだろうからである。
 作品中の強制収容所は、まさしく「この世の地獄」であり、生きるのも極めて難しいが、かといって死ぬ自由もない(自殺すると親族が拷問を受ける)。
 通常人にとって、このような生を、「包括的に受容する」のは至難の業である。
 何とか生き延びることが出来たとしても、「トゥルーノース」(「真に重要な目標」を指す英語の慣用句)を見失わないことは難しい。
 人間は、熾烈な生存競争状態におかれると、容易に加害者に転落してしまうからである。
 だが、生きるために「トゥルーノース」を見失ってしまえば、生きている価値はないのである。
 「監督は北朝鮮の強制収容所にいる12万人を本気で救おうとしている」(豊島圭介監督)というのはまさしくその通りだと思う。
 それでは、主人公:ヨハンのような人を救うために、自分は何が出来るのだろうか?と考えずにはいられない。
コメント
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