パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

聞き比べ(レコードとCD)

2007年12月24日 14時30分02秒 | Weblog
昨日に引き続いてレコード、CDを引っ張り出して
聞き比べの休日

困った!
どうもレコードのほうが好きな音が出ているようだ
違う曲は正確な比較は出来ないので
レコード、CDの両方持っている
バッハのロ短調ミサ(カール・リヒター指揮の名盤)の
アニュスデイで比べてみた
最初がレコード、ついでCDの順

この曲は全曲中でも好きな曲で
ヘルタ・テッパーの沈潜したアルトが
しみじみと心を癒す感じなのだが
久々に聞いたレコードのテッパーは
深々とした呼吸と知性を感じさせる歌いっぷり
バックの弦の伴奏も深い音色と表情
次に聞いたCD
やっぱり!
これも音は綺麗なのだが中間域のヴォリュームがない
というか、なんだか軽い感じ
テッパーも生っぽいというより
録音されたものの再現といった感じ

こうして比較してしまうと
どうしてもレコードのほうが良い結果になってしまう
もっともこの音の違いはレコードとCDの違いだけではなく
他の要素もあるかもしれない
以前MCカートリッジを替えたらずいぶん音色、力感が
違って聞こえたことがあった
今使っているDL103は結構馬力のある音を出すタイプで
持っているがあまり使わないオルトフォンは
繊細な音を出すタイプで、これだけでもずいぶんと音が違う

これだけ違ってくると演奏に対する批評家の一言なんてのは
再生装置の種類によってずいぶん印象が
違ってしまうのではないか、と思わざるをえない

しかし、とりあえず自分のところでは
レコードに針を下ろす日が増えそうだ

いままでずっと眠っていたレコードを
思い出をたどりながら聞くのも良いかもしれない

ところでレコードといえば、ほっておくと
カビがついてしまうことがある
これにはレイカのバランスウォッシャー(レコードクリーナー)と
ビスコのクリーニングクロスという紙の組み合わせが
信じられないくらい効果的だ
初めて使った時にはあまりにもよく取れるので
面白がって大半の(飽きるまで)レコードを処理した

こうしてみるとオーディオ製品というものは
いろんな分野でいろんなものがあるものだが
便利さから言えばCDなので
もう少しこちらが気に入る音になってくれればいいのだが
(もうお金はあまりかけたくない!)

コメント
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