パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

正月、三が日は皆で休みにしよう

2007年12月05日 21時12分57秒 | Weblog
テレビ番組に、爆笑問題の太田光がマニュフェストを掲げて
それを採用するかどうか討論する番組があるが
これにならって自分も一つ提案してみるとすれば
以前からずっと気になっていた
「正月三が日は小売業は全店休みにしよう」
がそれだ

最近の季節感のない、メリハリのない新年は
多分に小売業の元日からの営業の所為もある

店舗で働いている知り合いと大晦日に会うと
「君らはいいなあ」と愚痴をこぼす
彼は大晦日は少し早く帰っても
元日はいつもよりちょっと遅いだけの開店で
正月というのに、家族での正月らしい生活ができないでいる

お正月に店が開いていないとしたら、いったい誰が困るのだろう?
始めから開いていないとしたら前もって買い込んでおくだろうし
実際昔はそうしていた
たしかに開いていれば便利かもしれないが
開いていないと我慢できない程不便なわけではない

三日も休んでしまうと、やる事がなくて退屈してしまう!
そんな風に言う人がいるかもしれないが
実はこれこそが三日間休む一番大きなポイントだ
やる事がないから仕方なしに(?)家族と話す
家族とのんびりする、
つまりこの事は経済活動の多寡だけで一喜一憂する
人間性を回復するのによい機会だと思えるのだ

自分を振り返ったり、取り戻すには時間が必要だ
ヨーロッパ人のように夏にバカンスをとる事ができないこの国は
何らかの形で休みを取らないと、知らず知らず仕方ないと言って
自分を失ってしまうようになる(と思えてならない)

消費者のために店を開けておく
しかしそれは多くの従業員の方の犠牲の上に成り立っているのだとしたら
自分は少しくらいの不便は受けてしかるべきだと思うし
案外多くの人も我慢できるのではないかと思ってしまう

本当に経営トップの人は売り上げによる判断だけでなく
働いている人全員が仕合せになる様な
総合的な判断をしてもらいたいものだ
(もっとも、こんな判断をする人は出世できないかもしれないのが現実かもしれないが)
コメント
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