パンセ(みたいなものを目指して)

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またまた最高裁判所裁判官国民審査について

2009年08月25日 20時11分56秒 | Weblog
昨日、選管から最高裁判所裁判官
国民審査の判断の元となる書類が届いた

さっそく自分の中で問題ありと
記憶しておいた人物の資料を見ようとした

ところが、彼の名は載っていない
もう一度丁寧にと眺めたがやはり載っていない

そこで今回審査を受ける人々の略歴を
とくに任命時期を眺めると
みんな前回の衆議院選挙後に選任された人ばかり

これが当たり前の事と知ったのはつい先ほどの事で
最高裁の裁判官は、任命後初の衆議院選挙で国民審査を受ける事になっており
既に前回の選挙の際に信任を受けたものは
10年間は再審査を受けなくてもいいということらしい

自分はみんな、その都度その都度国民審査を受けると思っていたが
大きな間違いで今回×をつけようとした裁判官は
既に前回了承を受けているから、
しばらくはそのままの地位にいる事になる

任期はないらしくて70歳が退任の時期らしい

自分が知らなかったと言ってしまえばそれまでだが
国民審査の判断材料として覚えておいたことは
実はあまり参考にならなかったのだ

ところでこの最高裁判所裁判官は
内閣が任命することになっている

ここのところが3権分立と言いながら
少し怪しそうな気がしてならない

政権与党が立法し
政権与党が内閣を組織し行政を行い
内閣が裁判官を任命する

それらは国民が分からない専門的な事だから
自分たちの代わりにやってもらう仕事なのだが
どうも国民が詳しく分からない事をいい事に
素直にキチンと、しっかりやっている
と思えないところが情けない


それにしても、どう考えても最高裁判所の裁判官
国民審査は単なる儀式に終始して
それにかかる費用がもったいないと思うのだけれど
何か他に良い方法はないのだろうか?
コメント
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