パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

6年、最後の公式戦

2010年02月07日 19時50分09秒 | サッカー
今日は今年最後の公式戦
と言っても自分の担当の1.2年生ではなく
6年を主体としたチームのこと

この時期、風と寒さが大変だが今日は
ラッキーなことに両方共たいしたことなし

公式戦で見かける楽しみのひとつ
それは各チームの練習方法を見られること
なるほどいろんな練習の仕方があるものだ
そこでのちょっとしたプレーで大体の実力が分かる
つもりでいたが、案外試合になるとしぶといチームもいた

最近はどこのチームもラダーあるいはカラーコーンでの
ステップワークをアップに取り入れている
我々も取り入れているが確かにこれは効果がある

試合前だからシュート練習が多いけれど
案外きちんとインステップでキック出来ていない
強いシュートは撃てていても当たり所が悪かったり
踏み込みが悪くて、ついでに蹴っているような
そんな子が結構目に付く

かくいう我々もそうなのだが、、

試合になる度に基本的な技術の大切さを感じることが多い
キチンと止める、キチンと適切な速さ、タイミング、
コースにパスを出す

だがこのことはしっかり練習させようとすると
なかなか難しい
とりあえずはトラップもキックもパスもできている
それなのにいちいち細かいことを口うるさく言われるのは
子供達にとっては苦痛だし、退屈なことなことかもしれない

だったら退屈しないで興味もってもらえるように
練習方法を考えださなくてはいけないかもしれないが

6年生くらいになると、だいたいどこのチームも
勝ちを目指して取り組むのでベンチからの指示も
ポジションの位置どりかなにかが多かったりする

これは3年ほど前に出会ったチーム以外は
ほとんど同じようだ

その例外的なチームは話す機会があったときに聞いたことだが
フォーメーション等は全然決めない
一人の子が前をやったり後ろをやったり
組織で守るなんてことしないで
一人でドリブル突破仕掛けていくようにしている

確かに一人ひとりのスキルは大したものだった
一人一人が持てるからプレーに余裕があって
後から後から人が湧いてでるような攻撃がなされていて
見ていてそれは楽しかった

練習方法はそのコーチの方向性が現れている
試合に勝つために練習は行われるのだが
それが短期なのか
それとも数年後に効果の上がることをしようとしているのか
大きく分かれる

ここのところが実はコーチのエゴになっていないか
日本サッカー協会でも指導方針は出していても
いざ現場はなかなかその通りには行かない

結局、いろんな考えがあって
いろんなチームが出来るわけだが
自分の立場を明らかにするならば
将来伸びしろの大きな子に育てたい
その意味では、例外的なチームのコーチと
考え方は近い

いろんな状況下、
大人たちは答えを知っているから
子供達に答えを教えたり、答えに至る方法を教える
しかし、それでいいのかな?
大人たちは子供達が答えを見つけ出す方法を
提供するだけでいいのではないのかな?

そして子供達がそれを見つけたとき
ちゃんと「それでいい!」と言ってあげること
つまりは子ども一人ひとりを関心をもって
見ていてあげること
それが一番なのではないのかな

さて今日の試合
最初は4-1で勝ち
次は1-2で負け
一回でも勝てたから良かったものの
やるべき事は数多く見つかったが
6年にはもう時間が無い(残念!)




コメント
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