パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

秋はブラームス

2010年09月26日 18時19分49秒 | 音楽
こんなに良い曲だったけ?
ブラームスのバラード作品10

ずっと昔ミケランジェリの演奏のものをレコードで買って
何回かは聞いたはずなのに
ほとんど記憶に残っていなかった、というか
もう一度聴くのに値しないくらいの印象しか残っていなかった

ところが今日、キース・ジャレットのヨーロピアンコンサートの
レコードを聴いて、聴く方の調子も出てきた感じになって
ピアノ音楽を続けて聴こうと、これを引っ張りだしてきたという訳だ

作品番号が若い時、ブラームスは分かりやすいロマンティックな音楽をつくる
あの弦楽6重奏も確か若い時の作品のはず
ドイツレクイエムもそんなに遅くない
この頃のブラームスはメロディアスで才能にあふれている感じがする

音楽室のヒゲだらけの顔から想像するより
音楽自体は女性っぽいみたいな気さえする

で、この作品もロマンティック
まるでシューマンを思わせるようなところもあったり
妙な難しさ、深刻さがないところが良い

ミケランジェリの演奏も柔らかく
細かいところまで気配りしていても神経質にならず
ロマン派の響きにたっぷり浸らせてもらえる

ピアノの音 自分はどっぷり柔らかい音が好き
だからアラウも好き(ケンプも?)
反対に苦手はアシュケナージ、ペライア

ホント、今日はしっかり楽しめた

調子に乗ってCD音源の音楽も聴こうと思ったが
イマイチ気がすすまず、結局やっぱりレコードで
バッハのヴァイオリンソナタを(無伴奏じゃない方)

自然と思索的になったり、本を読みたくなったり
感傷的になるのは秋のせいか?

お腹がすくのは間違いなく秋のせい!
コメント
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