目を覆うような悲惨な現状を知って
楽しみにしていたマチュピチュへの旅行をキャンセルした人がいる
とてもそんな気になれないという
キャンセル料金は20%
でもそんな問題じゃない、それを勿体無いとは思わない、ときっぱり
そしてその人曰く、同じようにキャンセルした人がまだ他にもいるとのこと
行かないことで被災者の人がなにか助かったわけではない
でも役に立たないかもしれないが、被災者の人を同情するのではなく
同じ辛い思いを共有するこうした感情は
とても尊いことだと思う
いま人がどれだけの資産を持っているか
どれだけの世間的に認められる地位にいるか
そんなことは実は人間の本当の評価とは関係ないかもしれない
ツイッターにもあったが、
ホームレスの人が帰宅困難者にダンボールを渡して
寒さを凌ぐようにしてくれて、普段冷たい目で見ていた自分を恥じたなど
こんな時にしか経験できないようなことも目の当たりにする
人間力、今必要とされるのは
いや実は今までも、これからも必要とされるのは人間力であって
金融収集能力ではないはず
猛烈な勢いで変わっているインターネットを始めとする世界
そこに必要なのは、それを使いこなす技術、知識ではなく
もっと基本的な人間そのものの感情を含んだ世界
つまり理性の力に隅に追いやられている感情の世界(共感する能力など)を
もう一度日の当たるところに引っ張り出さねばならない
人は多分基本的には優しい
だがある時は残酷であったり自己中心的であったりする
その両方持ち主が一人の人格
出来ることなら前者の部分が普段表に出て
それで生活をすることが出来ればいいのだが、、
これはジョン・レノンがかつて歌ったように
単にドリーマーなのだろうか、、、
もしそうであっても、自分はドリーマーでいたい