パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

よくわからない!

2012年11月27日 19時43分00秒 | あれこれ考えること

あの震災の後の福島原発の状況を専門家・メディアがあれこれ解説した時、
専門的すぎたり、説明が要領を得なかったり、こちら側の知識がなさすぎたりで
結局正確なところはわからずじまいだったが、
今度の選挙の争点TPPもそれに近い

つまりTPPの利益・不利益が非常に分かりにくい
工業会は賛成、農業関係は反対とあっさり片づけたり
感情的になった討論でそれぞれが言いっぱなしでは
頭の中の整理ができない

まず考えるべきは、国益に沿うか?
それも今だけでなく、将来を見据えて

今しないと置いてけぼりになってしまう
どうせいつかは参加しなきゃならないことになってしまう
だったら早めに参加した方がいい

こんな単純な話から
ISD条項という国内法よりも上位の法律がTPPの中には
入ってきて、それが今までの例からすると
アメリカの企業が訴えた訴訟は100%アメリカ側の勝ちとなっており
これが認められれば日本もエライことになってしまう
それが心配と言う声やら
今の交渉状況が全然わからないので、なんとも言えないが
自分たちに不利益になりそうなら、交渉の場でノーといえば良い
とか、実際のところアメリカに向かってそんな事ができるのか?
といった現実的な疑問まで、討論にならない議論が何度か交わされている

間接民主主義で、自分たちの意見は自分たちが選んだ議員に
代表して任せているのだけれど、昨今の議員さんを見ていると
自分たちがまずしっかりしなくては!
正確な判断を下すためには正確な情報を自ら掴まなくてはならない
と思うのは、少し残念な現実だけれど
とにかくメディアも議論をきちんとコントロールしてそれぞれの意見を
普通の人が比較できるようにしてほしいものだ

アメリカ側の全て勝訴の件も、それがもっともだ!
と言う意見やら、いやアメリカ側の企業の横暴だ
と考えるものなど、言い争っている部分はわかっても
そのどちらの言い分が正しいかは分からない
せめて、同じ対象となった案件をきっちり紹介・討論する場面でも
あれば良いのだけれど、、

それにしても、国益と言うモノについて
そのあるべきイメージ
それを確保するための戦略・戦術がある国と
全く反射神経的な、単細胞的な反応をする国のこの国
いったいどうしたら良いのだろうか?


とりあえず、とにかく自分たち一人ひとりがしっかりするしか
手はないかもしれない
誰かが考えたり行動してくれる
と考えるのは駄目だということは、
ここ最近身にしみて感じたこと
せめてこんな風に感じる人が多いことを望む

コメント
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