今日はネタがないので横着して
最近現代語訳を読んだ伊勢物語から
ちょっと気になった歌をピックアップ
まずは有名な
「唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」
聞いたことあるぞ!と思ったのが
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
なんか色っぽい感じがするのが
「さつき待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」
小野小町のこれもわかりやすい
「思いつつ寝ればや人の見えつらん夢と知りせば覚めざらましを」
最後の方で出てきた
「ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思わざりしを」
高校の教科書に出てきた
「名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」
こんなのも気になった
「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして」
こんなふうに書きだすと結構心情的に共感できるものが多い
伊勢物語の歌は全てが在原業平の作品ではないけど、
歌がこのようにいいので読み返すのもいい
短い章から成り立っているので苦労しないし
それにしても、勉強から離れると楽しめるものだ