以前読んで、怖くなって再読できない本がある
超現実主義
実体験から導かれたリアルな思想は、
人間性を前提とした理想主義が甘ちょろいものとさえ思えてくる
でもこの人(韓非子)は幸せな人生だったのか?
と少し疑問を持ってしまうが
内容は、賞罰は自ら行え、妻に用心せよ、進言の難しさなど
実生活にいくらでも応用が効きそうな話がどんどん出てくる
たまたま、この中に亡国のきざしを扱ったページがあった
●君主が法による政治を軽視して策力にたより、その結果、内省の混乱を招いて
外国の援助にすがろうとする
●臣下が学問に精を出し、エリート青年が空理空論をもてあそぶ
また商人は脱税のため財産を国外に持ち出し、一般市民が私的武力にたよる
●君主が宮殿や庭園の建築にうつつを抜かし、車や衣服、珍品集めの道楽に凝って
人民から絞り上げては浪費する
全部が全部とは言わないが
どのかの町に似ていないか?