パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「おどるポンポコリン」の思い出

2018年08月28日 07時59分29秒 | 徒然なるままに

「ちびまる子ちゃん」の漫画家さくらももこさんが乳がんで亡くなった
そのアニメは見る習慣はなかったが、エンディングの音楽「おどるポンポコリン」はR&B風で好きだった
この「おどるポンポコリン」に関わるちょっとした思い出

それは小学生のサッカーのコーチをしていたときのこと
その日は試合で、数台の車に分かれて子どもたちを試合会場まで(多分豊橋)載せていくことになった
助手席と後ろの席に3人、男のくせに(?)よく喋る元気なメンバーが自分の車に乗った
「コーチこれかけて!」
チームの得点源になる存在の子がカセットテープを手渡してきた
「なにこれ?」
「おどるポンポコリン」
「いいよ、この曲は大人にも耐えられる曲で結構好きだから」

車の中はみんなの歌声も聞こえて陽気な(試合前とは思えない)雰囲気に包まれていた
「もう一度、かけて」
「はいよ!」

でもこの甘いところが失敗だった
続いたのは「もう一度、もう一度」の連続(テープは同じものが両面録音されていた)
最初は快適でも、流石に数回聞き続けると少し辛くなってくる
そこで他のにすれば良いのだが、子どたちは声を合わせて「もう一度!」を繰り返す

こうなると段々苦しくなってきた
同じことの繰り返し、、これが徐々に拷問のように感じられてきた
(子どもたちは飽きないのだろうか)
それで「この曲、ちょっと休憩」
と言って、他の曲にしたか、それとも子どもたちのお喋りに付き合ったか忘れたが
しばらくすると、子どもたちはまた「おどるポンポコリン」かけてのリクエスト
(勘弁してくれ)

その時は、彼らの要求に応えたが、この苦しかったこと、、、
いくら好印象の曲でも続けて何回も聞くのはしんどい、、
それで帰りの車では「今度はおどるポンポコリンはなしだよ」と先手を打った

これはもうずっと前の話
今思うと、これは苦しい思い出なのか、結局は楽しい思い出なのかわからなくなっている
でも「おどるポンポコリン」を聞く度にこのことを思い出す
きっと、楽しい思い出なんだろうな


 

コメント
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