昨日の続き
「職業としての政治」の記憶に残った部分
(本質と関係ないかもしれないが)
「あなた方はあれほどまでに軽蔑している政治家たちに統治されて、どうして平気なのですか?」
「国民が軽蔑している人々に統治される方が、国民を軽蔑している官僚階級の人々に統治されるよりまし」
これなどは、現在のツイッター上の我が国の首相への批判を連想させる
(そこでは批判というより馬鹿にされたり軽蔑されている感じ)
だが困るのは次の、国民を軽蔑しているのも現政権じゃないのかなと感じられること
国民は軽蔑してる、そして上の方も国民を軽蔑してる、、、
これじゃ救いようがない
「職業としての政治」は政治家として必要なエトスを挙げている
情熱・責任・判断だ
これなどはそのとおりで疑う余地がないが、そこでリアリティがあるのが
政治家となるような人々のキャラクターを踏まえていることだ
政治家となるような人には本能的な権力意識が存在する
見えを張りやすい
つまりは、弱い人間として日々自分に勝つような習慣付けをしないとダメということ
あとジャーナリストについて、こんなところも記憶に残った
有力者のサロンに顔を出すと、新聞記者は一見したところ対等にもてなされますし、
時にはお世辞も言われますが(というのはジャーナリストたちは恐れられているからです)
しかし[サロンから立ち去って]ドアを閉めた瞬間に、サロンの主はお客たちに
「やくざな新聞屋」と付き合っていることに弁明しなくてはならなくなる、、、
メディアはこのくらいの扱いとしか思われていない、、のが現実なのかもしれない
でもメディアはその現実に気づいていないような気がする
ところで、職業としての政治「100分de名著」で扱ってくれないかな、、