パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

違和感を感じる進め方(何故か急ぎすぎ)

2019年06月21日 21時27分04秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

コパ・アメリカのウルグアイ戦、スアレス、カバー二がいるなかアウェイで2-2の引き分け
よくやった、、(負けないで良かったと言うより勝てずに残念)
今回は縦へのスピードがあってなかなか良かった

そのDAZNの中継を無理やり振り切って出かけたのが新城市の本会議場
少しばかりややこしい気になる問題があったので、仲間と一緒に傍聴した
以下は愛知県の新城市の問題

新城市は住民投票があったり、市長リコール運動があったり、政治倫理審査会が立て続けに開くことになったり
めったにない住民監査請求と住民訴訟裁判があったり、また市議会議員が主導する団体が不正な会計処理で
市からの補助金を返還することになったり、産廃進出問題で奇妙な「買い戻し特約」の破棄がなされたり
つまりゴタゴタが収まることなく続いている
そんななかでのこと 以下別のブログからのコピペ

昨日(6/20)・今日(6/21)新城市議会の傍聴に出かけた
昨日は一般質問、今日は追加議案の説明と質疑などが行われた
今回の定例会で気になるのは、4〜5億円の金額がかかると言われる
新城市浅谷の養鶏場の買い取りの件
これだけの金額だから気になるのは仕方ない

この養鶏場の買い取りについては、4月26日に臨時会が開かれた時に
急に5億円強を上限とする債務負担行為の議案が提出され
議会は「この上限金額が買上げ金額ではなく、不動産鑑定の結果を見て買取の可否は判断する」
との認識のもとに可決された

そうなると気になるのは不動産鑑定のこと
不動産鑑定士はどのような根拠で、いつ選ばれたのか
不動産鑑定の面積は市が公表している2つの面積
18,232.10㎡(実測46,303㎡)のどちらを基にして行われるのかという点

これは昨日の澤田議員の一般質問で明らかにされたが
少しばかり違和感を感じさせる市側の答弁だった
ひとつには不動産鑑定士の選択は入札ではなく随意契約であったこと
(最初の議員への報告は入札だったとの情報あり)
少額のものなどは入札によらず随意契約でも良いとの条例があるようだが
今回は100万円を超えている(市の条例では工事は130万円以下は随意契約が可)
でも不動産鑑定が工事?と疑問が湧く、
で調べてみると柏市の例を見つけると委託(測量など)50万円以下というのが見つかった
(もう少し違う理由で随意契約としたのかもしれないが、よくわからない)

今回数社あると思われるなかで、その不動産鑑定士に発注をした理由は何か
と澤田議員が聞くと
その企業を選択した理由というより不動産鑑定の一般論が述べられただけで
該当企業が選ばれた理由は不明
次にその随意契約をした日付を質問すると4月26日との答え
4月26日といえば、臨時会で債務負担行為の議決が行われた日だ
議決のあったその日のうちに市はある不動産鑑定士の企業と契約をしていた
そして、その不動産鑑定の回答期限がまた少し驚く
今年は5月に10連休があったのだが、締切は5月24日
そんなに早く結果が出せるものなのだろうか
(というより市は妙に急いでる印象を覚える)

次に不動産鑑定の面積はどちらで行われるかについては
18,232.10㎡の方は登記されているが、実測の46,303㎡は登記されていない
にもかかわらず約三倍大きなの面積の方で買取金額を出すとの回答、
登記されていない面積で行うのは何故なんだろう
そしてその大きな面積は基本的に土地を買い上げてほしいとする企業からの資料(H9年)によるもの
それを一方的に信じて行って果たして良いものか

他にも首を傾げる部分がいくつかあって、気持ちが吹っ切れない

不動産鑑定はまだまだ結果が出ず正式な金額の高い安いを検討するのは
もっと先のことだと思っていた議会に、今日、養鶏場とは仮契約を結んでいる(6/14)ので
その不動産鑑定の半額の2億某を補正予算としたいと議案が急に出され、この議案に関する質疑が行われた

この議案について質疑を行ったのは、
山口市議、柴田市議、澤田市議、浅尾市議、鈴木市議、小野田市議、山田市議の7人
ところが、この質疑の内容が傍聴者には手元に資料がないし、法律的な解釈のやり取りが多くて
なかなかわかりにくい
市議会議員でも自らの職業体験でこの手のことに詳しい人はいいが、そうでない議員さんは
質疑をするためには一から勉強し、調べ物し、頭を整理して質疑に臨まなければならない
ところが今回はその時間が全然なかった
急に補正予算の議案が出され、急に質疑を行うことになったのだ
質疑の作戦を立てるとか、市からの分厚い資料を読み解くために寝ずに頑張った市議もいたようだ
しかし、質疑の場が戦いの場であるとすれば、今回の勝負は行政の方に分があったかもしれない
職員の方で議員に対して「もっと勉強しておいてください」と「そこまで言うか!」
と感じさせるような答弁をされた方がいた
討論の場になれば現実的には情報量の差、日々携わっている経験量で議員さんは職員にはかなわないのが多分現実だ
だが、市議会議員には何か普通でないことに対する違和感・直感・常識だったり、
市民はこう考えるだろうなとの想像力がある
それは専門バカにはない視点と役割だ
つまり職員に対し専門性で劣ったとしても、自ら信じる人間性による判断をベースにするなら
一概に馬鹿にされるものではないということ

急いでいる、急いでいないの判断
行政は特に急いではいない、、と当然口にする
しかし、こうした状況、不動産鑑定士の発注日、回答日、急な補正予算の提出と
議員に考える暇を与えないような質疑の実施は、やはり外から見てると妙に急いでいると
感じさせるものだ

ところで、質疑の何人かの議員さんも口にしたが、彼らは別に買い取りに反対をしているのではなくて
これだけの金額を議決することになるのだから、もう少し精査・検討する時間があったほうがいい
といった、ごく真っ当なことを言ってるに過ぎない

ところで、市のこの分野の担当の方は、例の新庁舎用地外の移転保証費返還裁判の案件でも
中心になって動いた人物で、もっくる新城でもみっともないミスをした人物

新城市は裁判の合意の中に、「今後、疑念を持たれないように適正に処理すべく一層務めるとする」
と注文をつけられているのだから、もう少し丁寧なステップで進めるべきだと思うのだけれど










コメント
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